【センバツ】健大高崎・石垣 154キロ計測も自身にダメ出し「きょうの直球が全然だめだった」
2025年3月28日(金)14時12分 スポーツニッポン
◇第97回選抜高校野球大会第10日 準決勝 健大高崎1—5横浜(2025年3月28日 甲子園)
今秋ドラフト1位候補に挙がる健大高崎(群馬)の158キロ右腕・石垣元気投手(3年)が4回途中から登板。150キロ台の直球を連発したが、5回に横浜打線につかまり3失点し、勝利をつかむことはできなかった。
2点を追う4回1死二塁の場面で2番手として登板。150キロ台で連続三振に奪ってピンチを脱したが、続く5回に4安打を集められ、押し出し四球もあり3失点した。6回以降はスコアボードに「0」を並べたが逆転にはつながらず、昨秋の関東大会決勝のリベンジはならなかった。
26日の準々決勝の花巻東(岩手)でセンバツ最速の155キロで記録。この日も150キロ台を連発したが、自己記録更新はなかった。
試合後、石垣は「秋に横浜さんに負けて、今度は負けないぞとずっとやってきたので悔しいです」と話し、今大会前に左脇腹を負傷したことを悔やんだ。この日の最速は154キロ。「きょうの直球が全然だめだった」と振り返り、「夏に向けてケガをしないこと。球速は捨てて、真っすぐの質を上げていきたい。夏、戻ってくることが目標です」と誓っていた。
◇石垣 元気(いしがき・げんき)2007年(平19)8月16日生まれ、北海道登別市出身の17歳。幌別西小1年から柏木ジュニアーズで野球を始め、西陵中では洞爺湖リトルシニアに所属し、北海道選抜に選出。50メートル走6秒2、遠投110メートル。憧れの選手は日本ハム・伊藤。好きな芸能人は今田美桜。1メートル78、78キロ。右投げ両打ち。