阪神・及川、気迫の6球 勝負の分岐点となった5回2死満塁「もう開き直るしかないと」

2025年3月30日(日)5時15分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 阪神3−2広島(2025年3月29日 マツダ)

 糸を引くような直球がミットに収まると及川は左手でグラブを叩いて感情を表出させた。相手に傾きかけた勝負の流れを自軍に引き寄せた1球。間違いなく勝敗の分岐点だった。

 「もう開き直るしかないと。良い結果になって良かった」

 同点の5回に登板した2番手の工藤が2死満塁から押し出し四球で勝ち越しを許したところで出番がやってきた。「カバーしたいなって思いはもちろんありました」とルーキー右腕を救援した状況に気合もみなぎった。

 迎えた秋山を2球で追い込むと、最後は6球目の外角直球で見逃し三振。救世主が躍動した。「ボールの強さをしっかり出して腕を振っていこうと思って投げた1球。良いところに決まった」と手応えを振り返った。

 直後の6回の攻撃で森下が2ランを放って逆転。殊勲の快投となった高卒6年目左腕は、今季初勝利に加えて初の広島戦勝利を手にし「それはもう運なんで。森下さん見事だなっていう感じ」と笑顔を浮かべた。

 今春は先発枠を争う立場でキャンプからアピールを続けてきた。中継ぎ経験もあり、複数イニングも投げられることも評価されブルペンの一員として開幕。「火消し」という新たな強みもアピールできた。「1アウトだけでしたけど、(開幕の)雰囲気をしっかり感じられた」。飛躍へ大きな一歩となった。 (遠藤 礼)

スポーツニッポン

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