「3代目・山の神」神野大地選手兼監督のMABPに東大出身の近藤秀一さんがコーチに就任

2025年4月1日(火)11時13分 スポーツ報知

東大在学中、箱根駅伝を走った近藤秀一さん

 青学大時代に箱根駅伝5区で活躍し「3代目・山の神」と呼ばれた神野大地が選手兼監督として率いる新チームのM&Aベストパートナーズ(MABP)は1日、19年箱根駅伝に関東学生連合の一員として出場した東大出身の近藤秀一さんがコーチに就任したことを発表した。現在、29歳の近藤さんは東大卒業後、東大大学院に進学し、運動生理学を学びながら実業団のGMOインターネットグループで競技を続けた。22年に引退した。文武両道ランナーとして鳴らした近藤コーチの頭脳は、新興チームにとって重要な「戦力」となる。

 また、国学院大出身で2月末まで九電工に所属していた木付琳、今春に国学院大を卒業した中川雄太が加入したことも発表された。関東学生陸上競技連盟で幹事長を務めた川崎和葉里さんがマネジャー、山本明日香さんが栄養士としてチームスタッフに加わった。

 MABPは昨年4月、神野選手兼監督、中大出身の堀尾謙介、東海大出身の鬼塚翔太、高木聖也ゼネラルマネジャー(GM、32)の4人体制で発足した。その後、国学院大の板垣俊佑、中大の山平怜生、城西大の栗原直央の新人選手、チェルイヨット・フェスタスとジョセフ・ムモのケニア人選手の加入が決定。さらに、この日発表された選手とスタッフを加えたチーム体制で25年度に臨む。

 選手は神野兼任監督を含めて10人。今年度から実業団登録する。「10年目の2035年までにニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝)の優勝を狙います。そのための第一歩として、25年度の目標はニューイヤー駅伝初出場です。今年はチーム全員が(予選を兼ねる)東日本実業団駅伝が行われる11月に照準を合わせて強化します」と神野兼任監督はチーム方針を明かしている。

 「誰も走ったことのない道を、ともに走ろう」がチームスローガン。プロ野球やJリーグのように愛称をつくり、チーム名を「MABPマーヴェリック」とするなど、多くの新たな取り組みにチャレンジする。マーヴェリックの意味は「異端者」や「型破り」。神野選手兼監督、近藤コーチらによってMABPの型破りな挑戦が始まる。

スポーツ報知

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