WEC:“王者”フェラーリ、2018年から導入する『488 GTE EVO』をシェイクダウン

2018年4月2日(月)14時49分 AUTOSPORT web

 フェラーリは、2018/19年のWEC世界耐久選手権に投入するGTEマシン『フェラーリ488 GTE EVO』のシェイクダウンを、イタリアのフィオラノ・サーキットで行なったと発表した。


 ポルシェ、フォード、アストンマーチンに加えてBMWが新たに加わることで、さらに賑わいを増すLM-GTEプロクラス。既報のとおり、BMWとアストンマーチンがニューカーを導入する今シーズン、ディフェンディングチャンピオンのフェラーリも、同クラスに既存のマシンに改良を加えたエボリューションモデル『フェラーリ488 GTE EVO』を送り込む。


 フェラーリは今回の発表において、同社の準ワークスチームとして知られるAFコルセが走らせるチャンピオンカーの51号車フェラーリと、僚友71号車フェラーリがそれぞれシェイクダウンテストを終えたとした。


 公開された画像からは、特徴的な鉤爪状の形状を持ったフロントチンスポイラーがリデザインされているのをはじめ、リヤディフューザー、ディフューザー両端部のターニングベーン、エキゾーストパイプなどの形状変更が確認できる。


 また、フェラーリは2018年型のベースカラーにレッドメタリックを新たに採用したとアナウンス。さらに、フロントウインドウ上部には、2012〜2017年シーズンまでにLM-GTEクラスで獲得した合計5つのマニュファクチャラーズタイトルを意味する、5色のカラーバーが置かれている。


 暫定エントリーリストで明らかにされているように、約1カ月後に迫った開幕戦スパ・フランコルシャン6時間レースでは51号車フェラーリを駆るジェームス・カラドとアレッサンドロ・ピエール・グイディ、71号車フェラーリのサムバードとダビデ・リゴンというレギュラードライバーのみの参戦となるAFコルセ。次々戦のル・マン24時間レースに起用される第3ドライバーについては、後日発表となる見込みだ。

ジェームス・カラドとアレッサンドロ・ピエール・グイディが駆る51号車フェラーリ
サムバード/ダビデ・リゴン組の71号車フェラーリ
2016年にデビューしたフェラーリ488 GTEのエボリューションモデルとなる『フェラーリ488 GTE EVO』
フェラーリ488 GTE EVOは、2018/19WEC“スーパーシーズン”に初投入される。
2018年型フェラーリ488 GTE EVO
2017年型フェラーリ488 GTE。『EVO』ではディフューザー、ターニングベーン、エキゾーストパイプの形状が変更されている。


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