フェラーリ、プラグインハイブリッドのオープントップモデル『SF90スパイダー』を日本初公開

2021年4月2日(金)9時0分 AUTOSPORT web

 フェラーリ・ジャパンは2021年4月2日、ブランド初のプラグインハイブリッド車のオープントップモデル『SF90スパイダー』を発表した。


 フェラーリSF90スパイダーは、フェラーリ初の量産プラグインハイブリッド『SF90ストラダーレ』のオープントップモデル。


 パワートレインはSF90ストラダーレと共通で、V8ツインターボエンジンをミッドに搭載する。排気量は3990cc、最高出力は780ps/7500rpm、最大トルクは800Nm/6000 rpmを発生する。


 SF90スパイダーは3基のモーターとリチウムイオンバッテリーを備えるPHVモデルで、電動パワーの総計は220ps(162kW)。このモーターのパワーを加えたシステム出力は1000psを達成する。


 新開発のドライブモード『eマネッティーノ』は航続距離25km、無音の始動が可能で、市街地走行に最適な『eDrive』、デフォルトのモードで、エネルギーの効率的な使用を優先する『Hybrid』、ワインディングロードでの走行に適した『Performance』、全モーターが最大能力で稼働する『Qualify』の4つから選択可能。
 
 SF90スパイダーもSF90ストラダーレと同様にAWDを備えており、0-100km/h加速2.5秒、0-200km/h加速7.0秒を実現する。


 また、標準仕様とは別にオプションパッケージとして『アセットフィオラノ』を用意する。同パッケージにはハイダウンフォースのカーボンファイバー製リヤスポイラー、アルミニウム製ダンパー、チタン製のスプリングとエグゾーストパイプ、専用カーボン製パーツを施したインテリアなどが含まれ、22kgの軽量化を達成している。


 ルーフはF8スパイダーと同じリトラクタブルハードトップ(RHT)を採用。軽量で省スペースの利点を活かして、走行中でもわずか14秒で開閉可能。ルーフを格納しても、エンジンが隠れないという演出が施されている。


 また、シート後方のリヤウインドウは独自に開閉可能なので、ルーフを閉じた状態でもフェラーリのエンジンサウンドを満喫することができる。


 室内においては、「視線は路上に、手はステアリングホイールに」をコンセプトに設計。16インチのフリーフォーム曲面ディスプレイ、タッチスクリーン・コマンド、クラスターをトラックパッドで操作できるなど、ドライバーのためのコクピットが用意されている。


 フェラーリ・ジャパン代表取締役社長フェデリコ・パストレッリ氏はSF90スパイダーの日本での発表に際して、「SF90ファミリーはF8スパイダーや812GTS以上のパフォーマンスを持った存在で、ラフェーリを超える実力を発揮するモデルです」


「先進技術とデザインが高次元で融合したSF90スパイダー/ストラダーレで、新世代のスーパーカーユーザーを取り込んでいく」と意気込みを語った。

フェラーリ・ジャパン代表取締役社長フェデリコ・パストレッリ氏
フェラーリSF90スパイダー
フェラーリSF90スパイダー
フェラーリSF90スパイダー
フェラーリSF90スパイダー
フェラーリSF90スパイダー
フェラーリSF90スパイダー
フェラーリSF90スパイダー
フェラーリSF90スパイダー
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フェラーリSF90スパイダー
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