「7位以上を目指します!」と角田。超満員のファンがレッドブル・RB陣営にエール/F1 Tokyo Festival

2024年4月3日(水)17時56分 AUTOSPORT web

 4月3日、東京都港区の六本木ヒルズアリーナにて開催されたF1日本グランプリ公式プロモーションイベントの『F1 Tokyo Festival 2024』。2日間の最後を締めくくるトークショーには、レッドブルのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレス、RBの角田裕毅とダニエル・リカルドが登壇し、日本GPへ向けた意気込みを語った。


 全日本スーパーフォーミュラ選手権を戦うドライバーやRBのローレン・メキース代表らのトークショー、さらに計11台の歴代F1マシンの展示も行われるなど、F1ファンを盛り上げているこのイベント。締めくくりとなる最後のトークショーには、レッドブルとRBのドライバー4人に加え、特別ゲストとしてモデルのマギーさんが登壇した。


 MCのピエール北川さんとマギーさんが待つステージに、最初に登場したのは、角田とリカルドのふたりだ。

F1 Tokyo Festival 2024のトークステージに出演した角田裕毅とダニエル・リカルド(RB)


 登場した角田はリラックスした様子で「今年は、日本で多くの時間を過ごすことができています」との開口一番。顔色も良いですねとの問いかけには、「温泉の力かもしれません。海外にはシャワーしかないので」と笑顔で応え、早くも日本パワーを受け取っている様子だ。


 一緒に登場したリカルドも、「日本のファンの前に戻ってきて、ちゃんとレースという“仕事”ができることが嬉しい」と、2023年はオランダGPでの不運は骨折によって日本GPを走ることができなかったことに触れながら、日本ファンの声援を笑顔で受けた。


 まずはゲストのマギーさんから、「久しぶりにマシンに乗るときにはどんな感覚なのですか?」との質問が寄せられると、角田は「オフシーズンに溜め込んだ食べ物分のGを感じますね(笑)」と冗談めかしたコメントをし、会場を沸かせる。


 リカルドも「冬の休暇を過ごした後のF1ドライブは、本当に速いよ。目も頭も、慣れさせるには数周かかってしまうほどだ」と回答。マギーさんも頷きながら、F1ドライバーの口から語られるその迫力に興奮していた。

F1 Tokyo Festival 2024のトークステージでドライバーらに質問をするマギーさん


 そして話題は角田が7位フィニッシュを果たした第3戦オーストラリアGPに移り、「タイヤことを気にしながら、自分自身のレースに集中しました。予選も良かったので良いレースになったと思います」と振り返る。


 また、2024年より新たにチーム代表となったローレン・メキース代表についても、開幕3戦を終えて感じたことがあるようで、「メキースさんが来てから、明るいチームになりました」と、2024年のチームの雰囲気を語った。


「前の代表だったフランツ・トストさんは細かくチームのケアに気を遣っていたのですが、メキースさんもそこは似ています。セッションが終わると全員でミーティングをしていて、一丸となって戦っている気がします」


 メキース代表についてはリカルドも良い影響を感じていると加える。


「新鮮な刺激を感じているよ。チームには新しいアイデアがもたらされていて、それがモチベーションにつながっている。あと、10年以上前になるけれど、自分は過去にもメキース代表と一緒に仕事していて、本当にお世話になったんだ」

F1 Tokyo Festival 2024のトークステージに出演したダニエル・リカルド(RB)


 リカルドは続けて、昨年は叶わなかった日本GPの出走へ向けて、「去年はテレビで鈴鹿でのレースを見たんだ。本当に寂しい思い出だ。だから今回はその分も走り切ってやりたいんだ」と意気込むと、ファンからも大きな声援が飛び、笑顔で応えた。


 角田も、春開催となる日本GPについて「4月でレースができるのは、本当に楽しみでしょうがなかったです。桜もまた紅葉と違って良いですよね」とコメント。


 続けて3度目のホームグランプリに向けて、「シーズンの初めの方に日本のファンのエネルギーを受け取れるのはとても良いことだと思います。今日は皆さんと楽しみを共有できたのがすごく嬉しいです」


「本当に皆さんとレースを戦っているような気がしています。オーストラリアGPの7位以上を目指して頑張りますので、応援よろしくお願いします!」と意気込み、会場は応援と歓声に包まれた。

RBのドライバーふたりが参加したF1 Tokyo Festival 2024のトークステージ


 そして、RBのふたりと入れ替わってステージに立ったのは、レッドブルのドライバーであるフェルスタッペンとペレスだ。


 『オラクル・レッドブル・レーシング』というカタカナの刺繍が入ったキャップを被ったふたりの登場に、会場はさらにヒートアップ。まずは、フェルスタッペンが日本で過ごした時間について語り始めた。


「春のレースだけれど、今日は雨だね(笑)。今回、実は一週間前から日本に来ていて、北海道のニセコでスキーを楽しんだ」と、とてもリラックスした様子で明かした。


「多くのレースがあるF1を戦いきるためには、気分転換が大事だと思っているんだ。だから今回は大好きなスキーを日本でできたことで、新鮮な気持ちになる時間が取れてよかったよ」

F1 Tokyo Festival 2024のトークステージに出演したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)


 一方のペレスは「今朝日本に来たばかりなんだ」と対照的なコメント。


「日本を訪れるのはいつも楽しいよ。12月にはホンダ・レーシング・サンクスデーがあったから、なんだかあっという間に日本に戻ってきたような感じだよ」


 そして、メキシコの国旗を掲げるファンの姿に気づいたペレスは「世界中どこに行ってもメキシコの国旗が見れるのは本当に嬉しいね」とコメントを続け、そのファンの応援に応えるレースがしたいと意気込みを語った。


「鈴鹿に来ると、いつも世界一の応援を感じるよ。本当にすべてのドライバーをサポートしている情熱に感謝しているんだ。みなさんも、鈴鹿サーキットで目一杯僕たちのレースを楽しんでほしいね」

F1 Tokyo Festival 2024のトークステージに出演したセルジオ・ペレス(エッドブル)


 フェルスタッペンも続けて、「できることのすべてを尽くして良い週末にしたいね」と日本GPへの意気込みを語る。


「もちろん僕は勝つのが大好きだ。オーストラリアGPは残念だったけれど、鈴鹿では勝てるように良いレースをしたいと思っている」


「今日は本当に多くのファンに会えて嬉しい。日本のファンの応援にはいつも感謝しているし、今回も楽しみにしていた。鈴鹿では、みんなで一緒にレースをしよう」と、会場に響くファンのかけ声にも応えながら意気込んだ。


 最後には、大歓声を受けながら笑顔でステージを後にしたふたり。F1 Tokyo Festival2024でのファンとの交流を終え、F1日本GPはついに開幕を迎える。日本のファンからの熱い声援を受け取ったドライバーたちも、あとはレースを戦うのみ。RBからは岩佐歩夢も出走する注目のFP1は、4月5日(金)11時30分より走行開始だ。

レッドブルのふたりが登壇したF1 Tokyo Festival 2024のトークステージ
F1 Tokyo Festival 2024に出演したモデルのマギーさん


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