ヤクルト・丸山和郁がサヨナラ打 「また優勝を見せてあげたい」天国の2人へ弔い星
2025年4月3日(木)5時30分 スポーツ報知
マスコットのつばみとともにお立ち台の上でガッツポーズする丸山和郁(カメラ・小泉 洋樹)
◆JERA セ・リーグ ヤクルト5×—4広島=延長10回=(2日・神宮)
ヤクルトが天国から見守ってくれていたであろう2人の恩人に弔い星を届けた。4—4の延長10回1死一、二塁の好機。丸山和郁 の胸は高鳴っていた。「絶対に決めてやる」。内角低めのスライダーを振り抜くと、打球は一、二塁間を抜けていった。二塁走者・並木が生還。4戦目でつかんだ今季初勝利は劇的なサヨナラ勝ち。割れんばかりの歓声が球場に響いた。
今年2月に衣笠剛球団会長CEO兼オーナー代行と、球団マスコット・つば九郎の担当スタッフが亡くなる訃報(ふほう)が相次いだ。丸山和も大きなショックを受けた一人。自己最多96試合に出場した昨季も打撃不振に陥った時は、つば九郎が優しい言葉で励ましてくれ、衣笠会長も顔を見れば声を掛けてくれ、「本当に支えていただいた」。
試合前のセレモニーでは東海大高輪台のマーチングバンドが登場。球団の応援歌を演奏した際には「2896(つば九郎)」と人文字がつくられ、スタンドは沸いた。開幕戦からベンチにはつば九郎の人形が置かれ、心を一つに戦っている。
丸山和はナインの思いを代弁した。「次は僕らが恩返しというか、また優勝(する姿)を見せてあげたい」。残り139戦を全力で戦い、3年ぶりの歓喜の瞬間をささげる。(長井 毅)