3度目先発で制球安定の佐々木朗希「信じるものを見つけて投げられた」2日前ブルペンでフォーム修正
2025年4月6日(日)8時0分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ フィリーズ—ドジャース(2025年4月5日 フィラデルフィア)
ドジャースの佐々木朗希投手(23)が5日(日本時間6日)、メジャー3度目の先発となったフィリーズ戦で4回0/3を3安打2四球4奪三振1失点。5回途中68球で降板しメジャー初勝利は逃したが、好投で3—1の勝利に貢献した。
試合後のインタビューに応じた佐々木は「フォーム的によくなかったところ、コントロールを乱す原因だったところを探して、改善ポイントがあったので、そこをうまく修正できた」と振り返った。改善部分は2日前のブルペンで「投げている途中で感覚的に見つけて、そこから安定して投げられた」と明かし、制球安定の要因を「技術があってこそメンタルも落ち着くと思う。気持ちよりフォーム的なものと思う」とフォームの改善を挙げた。
具体的な修正ポイントは「下半身の使い方、意識の仕方」とし、「フォークボールのコントロールもベースの上に行くようになった。フォークボールの扱いが良くなったところが今日はよかった」と話した。3度目の登板へ向け「不安になるところもあったが、信じられる技術があったら気持ちは関係ないかなと思う。ブルペンで信じられるものを見つけて投げられたのがよかった、技術あってのメンタルかなと改めて思った」と語った。
この日の佐々木は課題だった制球面がやや安定。過去2度の先発はストライク率が44.6パーセント、52.5パーセントだったが、この日は60.3パーセント(68球中41球)に上昇。スプリットは28球を投じて割合41.2パーセントといずれも最多で、直球の最速は5回に98.1マイル(約157.8キロ)を2度計測した。