「思わずガッツポーズが出てしまったと書いてください」テスト初日にJSB1000トップにつけた水野涼/全日本ロード“Round ZERO”

　4月9日に行われた2025年全日本ロードレース選手権 PRE-TEST“Round ZERO”の初日にJSB1000クラスでトップタイムをマークしたのは、ドゥカティを駆って2年目のシーズンを迎える水野涼（DUCATI Team KAGAYAMA）だった。

　水野は、1本目の走行では、セッション開始早々にセカンドアンダーブリッジ後の左高速コーナーで転倒。怪我はなかったが、マシンへのダメージが大きくて走行できず1分49秒807で6番手にとどまっていた。

　2本目の走行でも車体トラブルが出てしまい、ピットインを繰り返し、最後にトラブルが直ったため、一気にタイムを上げ1分48秒753で初日をトップで終えた。

「昨年の最終戦以来の走行でしたし、スタッフも一部変わって新しい体制になったので本当にスタートという形でしたが、1本目早々に自分のミスで転倒してしまい、走る時間がなくなってしまいました。幸先悪いなと思いながら、2本目でも車体側のトラブルが出てしまい計測できていませんでした。最後にトラブルが解決したので赤旗後に何とか2周できてトップタイムを出すことができました」

「リザルト上、トップだったとことは、喜ぼうと思いましたが、中身で言うと、タイム的にも速くないですし、マシンのセットアップ的にもまだまだなので、2日目は、しっかり進めたいですね」

　来週の第1戦もてぎ2&4レースは、全日本ロードは、JSB1000クラスのみの開催となる。今シーズンは、タイトル獲得しか考えていないという水野が、2日目にどんな進化を見せるか注目だ。