「エースとしての立場がなくなる...」青学大・中西聖輝が入魂の初完封 安藤監督の期待に応える
2025年4月9日(水)13時1分 スポーツニッポン
◇東都大学野球リーグ戦 第1週第3日 青学大1—0中大(2025年4月9日 神宮)
青学大が2—1で中大に競り勝ち、2勝1敗で開幕週の勝ち点を獲得した。
初戦でリーグ初黒星を喫したエースの最速152キロ右腕・中西聖輝投手(4年)が118球を投じ、1安打でリーグ初の完封勝利を挙げた。
「同じミスを2回してしまうとエースとしての立場がなくなるというか、同じことを2回してしまうと信頼に関わってくる。もう絶対に同じミスはしないっていう気持ちと、野手が凄い声をかけてくれて、皆がものすごく必死で(名前を)呼んでくれたので、それに何とか応えようと思って、投げました」
1点リードで突入した9回の守備。ブルペンには右腕・鈴木泰成投手(3年)らが準備していたが、安藤監督はエースを信じた。
「基本はやっぱり先発完投してほしいっていうところで、そういう練習を(投手陣が)積み重ねてきてくれている。今日は難しい展開で、鈴木をはじめ、みんなが良い準備してくれていた。やっぱり投げ切らして、(壁を)越えさせたいっていうこともあったので任せよう。そういう思いでした」
その期待に応え、中西は9回に150キロをマークするスタミナを披露し、完封勝利。練習では3連投も想定し、ブルペンで投げ込んできたスタミナが光った。