「ダイナマイト」期待!鳥取出身のプロ野手が放つ56年ぶりの一発

2025年4月15日(火)8時0分 スポーツニッポン

 今季で5年目を迎えた「ダイナマイト」に、ぜひともプロ初アーチを放ってほしい。なぜなら、それが鳥取出身のプロ野球選手の野手が放つ56年ぶりの一発になるからだ。

 そのパンチ力満点の打撃から、吉井監督に「ダイナマイト」と命名されたロッテ・山本大斗外野手。鳥取県米子市出身の22歳だ。現在のプロ野球で鳥取出身の選手は4人。九里亜蓮(オリックス)、森翔平(広島)、森本哲星(巨人育成)と残り3人は投手で、だからこそ山本には大きな期待がかかる。

 鳥取出身のプロ野球選手で、最後に本塁打を打ったのは誰か(スポニチ調べ)。投手では川口和久(広島)が1988年5月18日の巨人戦(平和台)で本塁打をマークしている。

 では野手は?米子工から1966年に近鉄に入団した内野手の松原良明が最後だ。1969年8月17日の東映戦(日生)。ダブルヘッダーの第2試合、2—1の4回に左中間へ2ランを放ったのが記録に残る。

 山本は今月12日、ドラフト1位・西川史礁に代わって1軍に昇格した。今季、自身初アーチをマークすれば、鳥取出身の野手では実に56年ぶりの一発となる。昨季はイースタン・リーグで本塁打と打点の2冠。今季も2軍では5本塁打、21打点がトップで、打率・365も3位だ。その眠れる才能が1軍で爆発するか。未完の大器が「鳥取の星」として覚醒する日が楽しみでならない。(記者コラム・鈴木 勝巳)

スポーツニッポン

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