ド軍指揮官 大谷翔平の野手専任論に反論「意見理解できる」もメリット強調「2人の球宴選手が1人の中に」

2025年4月23日(水)8時47分 スポーツニッポン

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)が22日(日本時間23日)、敵地でのカブス戦の試合前に囲み取材に応じ、大谷翔平投手(30)の二刀流のメリットとデメリットについて語った。

 試合前に報道陣から「バリー・ボンズのように、大谷はDHとして大きな価値があるからもう投げさせるべきではないと話しているものもいる。二刀流のメリット、デメリットは?」と質問された。指揮官は「(二刀流には)明らかにリスクが伴い、それはデメリットだ。ただ、実際にそれを成し遂げた選手として投手として素晴らしい成績を残しており、それを成し遂げたいという意欲と才能も持ち合わせている。2人のオールスター選手が1人の中に存在するということ。だからメリットは大きいが、皆さんの意見ももちろん理解できる」と反論した。

 また、「マウンド復帰まであと2カ月という話もしていたが、その根拠は?」と振られると「彼の現在地からの推測だ」と説明した。

 また、大谷は「父親リスト」入りして真美子夫人(28)の出産に付き添ったため、18、19日(同19、20日)のレンジャーズ戦を欠場した。そのため、投球練習のスケジュールに影響が出た可能性が指摘されたが、指揮官は「(スケジュールは)変わってない。地元に戻ってる間に投げた(キャッチボールをした)のかは分からない。今日はキャッチボールをして、明日はブルペンで軽く投げる。そして土曜日にブルペンで力を入れた投球練習だ」と予定通りを強調。23日(同24日)にブルペン投球を再開し、26日(同27日)にはブルペンで強めの投球練習を行う予定であることを明かした。

 調整の進捗状況についても「私たちのもとでいずれ(実戦的な練習で)投げる。次の段階が何かはまだ分からない。打者に対するようになれば(方向性が)よりはっきりするだろう」と具体的な進捗状況を示せるだけの線引きが明確にはまだないことを説明。そのうえで「ただ、今はまだブルペンで投球練習する段階。まだスライダーも投げてない」と大きな進展は現段階ではないことを改めて示した。当面はブルペン投球を続け、スライダーを投げられる段階になったかどうかが、ひとつのステップアップしたかどうかの目安になりそうだ。

 大谷はこの日壁当ての後、約13分間のキャッチボールを行い、最後は投本間の距離で強めに33球を投げた。キャッチボール終了後は外野で軽めのダッシュも行った。

スポーツニッポン

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