ビジャレアルMFバエナ、暴力行為のバルベルデを告訴…今後は刑事事件として捜査開始に

2023年4月10日(月)13時19分 サッカーキング

バエナがバルベルデを告訴[写真]=Getty Images

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 ビジャレアルは9日、U−21スペイン代表MFアレックス・バエナが、レアル・マドリードに所属するMFフェデリコ・バルベルデを告訴することを決定したと発表した。

 事の発端は、8日に行われた『レアル・マドリードvsビジャレアル』の試合後にビジャレアルのチームバスに乗り込もうとしていたバエナを、待ち伏せしていたバルベルデが殴打したこと。背景には今年1月に、バルベルデの第2子が流産の危機にあったことに遡り、直後に行われた同カードにて、バエナがバルベルデに対して「お前の子供が生まれないことを泣け」などと流産を揶揄する侮辱的な発言やジェスチャーで挑発行為に及んだことがあるという。また同選手は8日の試合中にも、同様の挑発を繰り返したと見られており、それを端緒に今回の騒動に発展したことが報じられている。

 騒動後、バエナは自身の公式SNSを更新し「試合後に受けた暴行はとても悲しく、僕について言われていることに驚いている。僕がそのようなことを言ったというのは、全くの事実無根だ」と主張。そして翌9日、ビジャレアルは公式サイトを通じて、「ビジャレアルCFのアレックス・バエナが、昨夜、サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムで行われたレアル・マドリードCFとの試合後、チームバスに向かう途中で暴行を受ける事件が発生しました。この事態を受け、同選手は警察当局に加害者を告訴することを決定しました」と発表した。なおクラブ側は「ビジャレアルCFは、いかなる暴力行為も拒否し、同選手の言い分を固く信じ、このプロセスを通じて同選手をサポートする所存です」と同選手を支持する声明を掲載している。

 スペイン紙『マルカ』は、バエナが被害届を提出したことにより、今後は刑事事件として捜査が開始されるため、バルベルデにスポーツ面での制裁が科されることはないと指摘。一方で同国紙『アス』は、今回の騒動は競技委員会のスポーツ規律適用の枠外としつつも、スポーツ面での制裁の可能性も排除できないことを伝えている。

サッカーキング

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