カブス 由伸攻略できず、今季初零封負けで首位陥落 鈴木誠也の走塁ミスも響き今季ド軍に3戦3敗

2025年4月12日(土)13時34分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ カブス0ー3ドジャース(2025年4月11日 ロサンゼルス)

 カブスは打線がドジャース先発・山本由伸を攻略することができず、今季ワーストとなる2安打で、今季初の零封負け。連敗でナ・リーグ中地区首位の座から陥落した。「3番・DH」でスタメン出場した鈴木誠也外野手(30)は3打数1安打だった。

 鈴木の痛恨のミスが最後までチームに重くのしかかった。0—0の4回1死二塁からの第2打席。ドジャース先発・山本の投じた外角への96.6マイル(約155.4キロ)直球を捉え、痛烈なゴロで一、二塁間を破った。山本からは広島時代の21年に安打を記録しているが、メジャーの舞台で安打を放つのは初めて。通算9打席目の初安打で勢いに乗ったかに見えた。

 先制機を広げる一打。しかし事態は直後に一転した。安打を放った鈴木は二走・タッカーが本塁に突入することを想定し、一塁を勢いよく蹴ったが、二走は三塁ストップ。打球を処理した右翼手の送球が中継の一塁手・フリーマンへとわたり、オーバーランの形で一、二塁間に挟まれた鈴木はあえなくアウトとなった。次打者・ブッシュも三振に倒れ、先制機を逃す結果となった。

 0—3で迎えた7回無死からの第3打席。ドジャース2番手・イェイツの直球にバットは空を切らされ、空振り三振。鈴木はバットの先端を地面にたたきつけ、悔しさをあらわにした。

 状態は高いレベルで維持している。開幕からの5試合で21打数2安打11三振とスタートダッシュには失敗したが、3月30日(同31日)のダイヤモンドバックス戦で今季初本塁打を放つと、状態は急上昇。4月2日(同3日)のアスレチックス戦では2本塁打を放ち、メジャー移籍後最多となる5打点を記録した。再び浮上するために、好調を維持して次戦に臨む。

スポーツニッポン

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