ダニール・クビアト、ランボルギーニとLMDhファクトリードライバー契約を結ぶ

2023年4月13日(木)16時28分 AUTOSPORT web

 ランボルギーニは4月13日、元F1ドライバーで、現在はWEC世界耐久選手権のLMP2クラスに参戦しているダニール・クビアトと、ファクトリーLMDhとライバーとして契約したと発表した。


 公式チームであるアイアン・リンクスがWECおよびIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のミシュラン・エンデュランス・カップの両方でレースプログラムを行う予定の2024年シーズンに先立ち、クビアトはランボルギーニのリジェシャシーをベースとした新型プロトタイプのテストと開発に携わることになる。


 ランボルギーニを代表することになった、イタリアのライセンスで活動する28歳のロシア人であるクビアトは、すでにアイアン・リンクスのパートナーチームであるプレマ・レーシングから、WECのLMP2クラスへと参戦している。


 彼は現在のレースドライバーとしての役割と、今年の初夏に最初のロールアウトを行う予定のランボルギーニLMDh車両における「大規模な」仕事を、両立させることになるという。


 クビアトは、レッドブル・レーシングとその傘下のスクーデリア・アルファタウリで、合計6シーズンをF1世界選手権で過ごした経験を持つ。彼の最後のグランプリ出走は2020年で、その後アルピーヌが彼を1年間リザーブドライバーとして採用していた。


「ランボルギーニ・スクアドラ・コルセに参加できたことを、とても嬉しく思っている」とクビアトは語った。


「ランボルギーニは、自動車の世界で偉大な歴史を持つ、非常に有名なイタリアのブランドであり、イタリアで育った私にとって、これはさらなる誇りの源となる」


「そして、今年後半にLMDhプロジェクトに着手することを楽しみにしている。僕たちは、ともに多くの目標を達成したいと願っている」

ランボルギーニのファクトリードライバーとなったダニール・クビアト


 クビアトは、すでに決定しているアンドレア・カルダレッリ、ミルコ・ボルトロッティ、ロマン・グロージャンとともに、ランボルギーニのLMDhドライビング・ロスターのメンバーとして名を連ねることになる。


 ランボルギーニのモータースポーツ責任者であるジョルジオ・サンナは、「グループとして、ダニールをランボルギーニに迎えることができ、2023年シーズンを通して、彼が我々のLMDhプロジェクトにとって強い資産となると信じてる」と述べている。


「ダニールの主な役割は、来年デビューするプロトタイプカーでエンジニアやメカニックと密接に協力することだ。他のレースカテゴリーでの豊富な経験を考えると、2024年に我々が走り出す上で、彼が重要な役割を果たすことは間違いないだろう」


 既報のとおり、ランボルギーニは来シーズン、WECとIMSAにそれぞれ1台の車両をデビューさせる方針だ。ただし、そのドライバーの組み合わせについてはまだ明らかにしていない。


 また、2024年のル・マン24時間においては、彼らは2台目のエントリーを追加する方針だ。

終盤までLMP2のトップ争いを繰り広げ、最終的にはクラス3位となったプレマ・レーシングの63号車 2023年WEC第1戦
63号車プレマ・レーシングから2023年WEC・LMP2クラスに参戦しているダニール・クビアト

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