キム・ヘソンの大リーグ昇格消えた 3Aで2戦3本塁打も...ドジャース「大型トレード」報道に韓国メディア消沈

2025年4月14日(月)12時15分 J-CASTニュース

韓国メディアが、大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属するキム・ヘソン内野手(26)の大リーグ昇格を悲観的に報じた。

3Aで打率.293、3本塁打、13打点、OPS.962

地元メディア「韓国日刊スポーツ」(ウェブ版)は2025年4月14日、キムの特集記事を公開し、現在、3Aでプレーするキムを取り巻く状況を詳細に報じた。

打撃が課題のキムは、オープン戦で打撃不振に陥り、アピールポイントの守備でも精彩を欠いてマイナーに降格した。当初はパワー不足が指摘されるも、徐々に米国の投手に慣れてきたのか、ここ最近は3Aで目覚ましい活躍を見せている。

テキサス・レンジャーズ傘下のラウンドロック・エクスプエス戦では、本塁打を量産。11日と12日の2試合で3本の本塁打を放ち、打率.293、3本塁打、13打点、出塁率と長打率を合わせたOPSは.962を記録している。

大リーグ昇格へ向けて準備万端のキムだが、米メディアの一報に、韓国メディアが揺れている。

ドジャース専門メディア「ドジャースネイション」(ウェブ版)は14日(日本時間)、「ドジャースとホワイトソックスが大型トレード協議」とのタイトルで記事を公開。ドジャースが、ホワイトソックスのルイス・ロベルト・ジュニア外野手(27)を交換トレードで獲得する可能性に言及した。

記事によると、ホワイトソックスの交換条件には、ドジャースのジェームズ・アウトマン外野手(27)と、若手有望株が含まれているという。両チームはトレード交渉をいったん棚上げしたというが、ロバート・ジュニアがドジャースに加入すれば、キムの大リーグ昇格は大きく遠のく。

「ロバート・ジュニアが加入すれば、ドジャース打線は完璧に近いものに」

ロバート・ジュニアのポジションはセンターで、23年には38本塁打80打点OPS 0.857を記録した実力者だ。ドジャースは現在、センターとセカンドが課題となっており、ユーティリティープレイヤーのキムは、この2つのポジションを狙っている。

ところが、大リーグでシーズン38本塁打、計88本塁打の実績を残すロバート・ジュニアが加入すれば、打撃に課題があるキムの存在感は、たちまち薄れてしまう。

このような状況の中、「韓国日刊スポーツ」は「キム・ヘソンのチャンスは消えた」とのタイトルで記事を展開した。

記事では「ロバート・ジュニアがセンターのポジションに入れば、ドジャース打線は完璧に近いものになる」とし、「現在セカンドは(トミー)エドマンが好調のため、キム・ヘソンが大リーグに昇格する場合、センターを守らなければならず、ロバート・ジュニアが加入すれば、競争はより厳しいものになる」と報じた。

韓国プロ野球(KBO)で、4年連続打率3割超えの「逸材」。地元の期待に応え大リーグに昇格することができるのか。今後の動向に注目される。

J-CASTニュース

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