大谷翔平のためにもキム・ヘソンが必要、韓国メディア「大リーグ昇格」猛アピール...「下位打線強化がチーム課題」
2025年4月24日(木)11時43分 J-CASTニュース
韓国スポーツメディア「韓国日刊スポーツ」(ウェブ版)が2025年4月24日、大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手(30)とキム・ヘソン内野手(26)の特集記事を公開し、キムの大リーグ昇格をアピールした。
「大谷の記録を詳しく見てみると、奇妙な点を発見することが...」
同メディアは、独自の観点から大谷とキムの「関係性」を分析。「大谷の低調な『打点量産ペース』とキム・ヘソンの大リーグ昇格の相関関係」とのタイトルで記事を展開した。
記事では、大谷の今シーズンの得点圏打率と打点に注目した。
開幕から「1番・DH」で出場する大谷は、23日時点で得点圏打率はわずか.143。打点は6本塁打を記録しているにも関わらず「8」だ。
なぜこのような数字が生まれるのか。次のように分析した。
「リーグを制した24シーズンと比較すると、打率も低く、本塁打生産ペースも遅い方だが、だからといって不振とは言い難い。大谷の記録をもう少し詳しく見てみると、奇妙な点を発見することができる。彼の得点圏の打席が、11打席に過ぎないということだ。そのうち4度は四球で出塁し、ヒットは1本だけだ」
そして、次のように核心を突いた。
「ドジャースの下位打線がなかなか得点圏のチャンスを作れない」
「すべては、ドジャースの下位打線がなかなか得点圏のチャンスを作れないということだ」
記事では、ドジャースの7番から9番までの下位打線の実際の打率、出塁率を伝え、今後の課題に触れた。
「チームの中心選手である大谷の前に得点圏チャンスが多くない点は、ドジャースが抱える問題だ。下位打線強化のために変化を与える必要がある。ドジャースはここまで良いチーム成績を収めているが、今シーズン、地区のライバルであるサンディエゴ・パドレスとサンフランシスコ・ジャイアンツもペースが良い」
チームの変化の必要性を訴えた上で、現在、ドジャース傘下の3Aでプレーするキムに関して、「3Aの20試合で、打率0.264、4本塁打、17打点、7盗塁、長打率0.506を記録している」と大リーグ昇格をアピールした。
韓国プロ野球(KBO)リーグで、4年連続打率3割をマークし、ゴールデングラブ賞を4度受賞した「逸材」。韓国国内では、3Aでの活躍を受け、大リーグ昇格の期待が高まっている。