「ドジャースにキム・ヘソンの活力が必要」米メディアが猛プッシュ 大リーグ昇格に「正当なチャンスを与える時」
2025年4月15日(火)11時54分 J-CASTニュース
米ドジャース専門メディア「ドジャースネイション」(ウェブ版)は2025年4月15日(日本時間)、キム・ヘソン内野手(26)の特集記事を公開し、大リーグ昇格を猛プッシュした。
「ドジャースはキム・ヘソンを呼び戻す時がきた」
昨オフ、ポスティングシステムを利用して、韓国プロ野球(KBO)からドジャースに入団したキム。オープン戦で打撃不振に陥り、開幕をマイナーリーグで迎えた。
当初はパワー不足が指摘されたが、ここ最近は3Aで目覚ましい活躍を見せている。
テキサス・レンジャーズ傘下のラウンドロック・エクスプエス戦では、本塁打を量産。11日と12日の2試合で3本の本塁打を放ち、打率.293、3本塁打、13打点、出塁率と長打率を合わせたOPSは.962を記録している。
地元韓国メディアは、キムの大リーグ昇格に大きな期待を寄せるが、ここにきて、米メディアもキムを猛プッシュしている。
「ドジャースネイション」は、「ドジャースはキム・ヘソンを呼び戻す時がきた」とのタイトルで、キムの特集記事を公開した。
記事では「ドジャースはシーズン開幕を8連勝で飾ったが、その後苦戦し、直近9試合のうち6試合で敗れている」とし、「打線はここ数週間、いつになく不調だ。4月1日以降、ドジャースの合計OPSは.651と、大リーグ24位に沈んでいる」と現状を解説した。
「ドジャースが変化を必要としていることは明らかだ」
同メディアは、打撃不調の打開策として、キムの大リーグ昇格を挙げた。
「ドジャースが変化を必要としていることは明らかだ」と強調し、「チームにとって幸運なことに、オクラホマシティ(ドジャース傘下3A)には、キム・ヘソンという期待を上回る活躍をしている選手がいる。ドジャースは活力を必要としており、キムはまさに理想的な選択肢だ」と猛プッシュした。
そして、キムを大リーグに昇格させる「利点」について、こう力説した。
「キムは、相手チームの投手が右投手だった場合、2塁手として機能し、(現2塁手の)トミー・エドマンをセンターの守備に移すことができる。さらに、9番を打つ可能性が高く、上位打線のチャンスメイカーとしての役割も果たせるだろう。キムのトリプルAでの調整はすでに実を結んでおり、ドジャースは大リーグのロースターで、打線の火花を散らすことを切実に必要としている。今こそ事態を一変させ、キムに正当なチャンスを与える時だ」
キムは、堅実な守備が売りのユーティリティープレイヤーで、KBOリーグではゴールデングラブ賞を4度受賞。打撃ではミート力に定評があり、21年シーズンから4年連続で打率3割をマークした。21年には盗塁王のタイトルを獲得するなど、「走攻守」が揃った韓国を代表する選手として、国内での期待は非常に高い。