ドジャース3Aのキム・ヘソン、カーショウ「共演」に地元メディア沸くも...指揮官の起用法に落胆「大リーグ昇格の可能性低くなる」
2025年4月17日(木)12時51分 J-CASTニュース
大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属するキム・ヘソン内野手(26)が2025年4月17日(日本時間)、クレイトン・カーショウ投手(37)との「共演」を果たした。
3割超えの打率は.268に後退
キムが所属するドジャース傘下3Aオクラホマシティーは、マリナーズ傘下3Aタコマと対戦し、キムは「1番・センター」で先発出場。左膝と左足親指の手術からの復帰を目指すカーショウが先発のマウンドに上がった。
マイナーに降格してから課題の打撃が上向きのキム。この日は4打数無安打に終わり、一時3割を超えた打率を.268まで下げた。
一方、24年8月30日のダイヤモンドバックス戦以来の実戦登板となったカーショウは、3回を投げ、2安打無失点、2奪三振、無四球の好投を見せた。スポーツ紙によると、この日の最速は88.8マイル(約142.9キロ)だったという。
マイナーリーグながら、212勝左腕との「共演」にキムの地元韓国メディアは大いに沸いた。複数のメディアが速報し、キムとカーショウの内容を詳細に伝えた。
この日はカーショウとの「共演」に注目が集まったが、地元メディアの最大の関心は、キムがどのタイミングで大リーグに昇格するかだ。
キムは、11日から行われたテキサス・レンジャーズ傘下ラウンドロック・エクスプエスとのカードで本塁打を量産。11日と12日の2試合で3本の本塁打を放ち、大リーグ昇格を猛アピールした。
「あとどれくらい打てばいいのか?」
地元メディアは、キムの早期昇格を「確信」したかのように、連日、記事の中でキムの大リーグ昇格を煽った。
ところが、韓国メディアの期待とは裏腹に、デーブ・ロバーツ監督(52)は、キムのライバルで、開幕から打撃不振が続くアンディ・パヘス外野手(24)に、今後もチャンスを与えることを明かしたという。
センターを守るパヘスは、ここまで打率は.151だが、スポーツ紙の報道によると、ロバーツ監督は「パヘスにあと100打席ほど打席を与えたい」との考えを示したという。
パヘスの起用法に関するロバーツ監督の発言に、複数の地元メディアが敏感に反応し、「キム・ヘソンに大リーグ昇格のチャンスは来るのか?」「あとどれくらい打てばいいのか?」「パヘスに多くの機会を与えるほど、キム・ヘソンが大リーグに昇格する可能性は低くなる」などと報じた。
ロバーツ監督が、パヘス起用に関する当面の方針を示したことで、キムの大リーグ昇格は遠のいたようだ。