門別啓人、秋広優人、岡林勇希…ファームにいる有力選手の状況は?【若手編】

2024年4月16日(火)16時40分 ココカラネクスト

駒が揃ってきたリリーフ陣を阿部監督も頼もしく思っていることだろう(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 プロ野球の2024年シーズンは開幕から2週間が経過。各チームのおおよその戦力が見えてきた。

 そんな中で気になるのは、現在ファームで調整する選手の状況だろう。今回は注目の若手3人の状況をまとめたい(データは4月14日時点)。

【動画】先発ローテ争いに食い込む快投 門別啓人の春季キャンプのピッチング

■今季初先発が待たれる阪神・門別

 連覇を目指す阪神において、今季は新たな戦力の台頭が求められている。その筆頭が門別啓人だ。しなやかな腕の振りが特徴のサウスポーはキャンプから順調に過ごし、高卒2年目で自身初の開幕1軍を勝ち取った。

 1軍では中継ぎとして2試合に登板。初登板は巨人との開幕第2戦で1回無失点。2度目の登板はDeNAとのホーム開幕戦で2回無失点と、好投を続けている。この時は相手のドラフト1位・度会隆輝、同級生・松尾汐恩との対決も話題になった。

 先発調整をさせるチーム方針のため、4月5日に登録抹消。7日の広島戦で4回2安打無失点、14日のソフトバンク戦では7回5安打無失点と、抜群の結果を残している。快速球だけでなく、制球力の高さやテンポの良さが際立っており、先発へのスタンバイは整ったようだ。次は1軍のまっさらなマウンドで勇姿を見られそうだ。

■巨人・秋広は不振が続く

 阿部慎之助新監督の初年度から優勝を狙う巨人。昨季にブレークした4年目・秋広優人はさらなる飛躍を遂げると思われた。

 ところが蓋を開けてみると、打撃フォームの試行錯誤が続き、守備・走塁でボーンヘッドを連発。指揮官の逆鱗に触れるシーンも散見された。外野手のライバル達が活躍する中、オープン戦の打率.125では1軍に残す理由もなく、秋広は開幕を2軍で迎えた。

 2軍ではここまで全21試合に出場し打率.195、本塁打なしと結果を残せていない。それでも2メートルの巨体から放つ打球は魅力的。好調な1軍が窮地に追い込まれた時に呼ばれるよう、状態を上げていきたい。

■中日・岡林は右肩炎症からの復帰へ

 セ・リーグ首位に立ち、序盤戦の話題をさらっている中日。ただ、若きリードオフマン・岡林勇希の姿は開幕から不在である。

 今季から背番号「1」を受け継ぎ、押しも押されぬ主力として期待を受けたものの、広島とのオープン戦初戦(2月23日)を最後に表舞台から遠ざかっている。中堅での守備で右肩を痛め、炎症の診断を受けたのだ。

 2軍戦ではここまで7試合に出場し、打率.120。ほとんどが指名打者での出場で、3月22日の広島戦で外野守備を解禁したものの、その日以降は実戦機会が訪れていない。報道によると打撃練習は行っているようなので、あとはいつ再び守備につくのか。この点に関心が集まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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