V奪回を目指す阿部巨人のキーマン 秋広優人へ球界OBからの今オフへの「注文」とは

2023年10月9日(月)17時18分 ココカラネクスト

さらなる飛躍が期待される秋広(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 2年連続Bクラスに終わった巨人では阿部慎之助新監督がどのような手腕でチームを引き上げるのかが注目を集める。

 また世代交代が課題とされる中、V奪回のキーマンには今季、頭角を現した新55番、秋広優人の名前も挙がる。プロ3年目シーズンとなった今季は4月18日に昇格を果たすと、4月29日の広島戦(東京ドーム)でプロ初本塁打を放つなど、ブレイク。7月には4試合連続本塁打をマークするなど、一時はクリーンアップの一角も務め、一気にレギュラー獲得への期待が高まった。

【動画】7月23日のDeNA戦、7回に秋広が山崎から4試合連続弾となる10号ソロを放ったシーン

 しかし勝負どころの8月は打率・239、9月も打率・217と調子を落とし、シーズン終盤はスタメンを外されることもあった。今季は121試合に出場し打率・273、10本塁打、41打点。

 そんなロマン砲、秋広には球界内からも様々な考察の声が出ている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた高木豊氏は10月7日までに更新された自身のYouTubeチャンネル内で秋広について言及している。

 動画内では新たに発足した井端弘和新監督率いる侍ジャパンに関して、11月に開催される国際大会「アジアプロ野球チャンピオンシップ」(11月16日開幕・東京ドーム)に向けて、出場メンバーを予想した高木氏。

 新生井端ジャパンの初陣となる試合に向けて外野手部門ではパ・リーグ本塁打王争いをくり広げた日本ハム・万波中正、セ・リーグで最多安打争いをくり広げた中日・岡林勇希、ルーキーイヤーながら豪快な打撃で存在感を示した阪神・森下翔太、プロ2年目のオリックス・野口智哉の名前を挙げた。

 一方、その中に秋広の名前が含まれることはなかった。高木氏はこの点について秋広の足りない部分について「もっと体幹を鍛えなきゃダメ」と注文する場面も。続けて「もっとホームランスイングができるぐらいのスケール感を作ってほしい」と体作りを含め、この秋にはじっくり取り組んでほしいとした。

 身長2メートル、恵まれた体格でエンゼルス・大谷翔平にも通じるスケールの大きさも感じられるとシーズン中、注目を集めた場面もあった。ただスタミナ面なども含め、乗り越えるべきハードルも多い。プロ4年目のさらなる飛躍に向けて、「個人的な願い」としながら、チームには「徹底的に鍛えてほしいな」と高木氏は期待を寄せた。

 チームにとっても今季、存在感を示した秋広の成長曲線を順調に描かせることが上位浮上の大事な鍵ともなる。実りの秋とできるか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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