ハムストリング負傷のザークツィーが今季絶望…アモリム監督が明言「試合には出場しない」

　マンチェスター・ユナイテッドを率いるルベン・アモリム監督が、オランダ代表FWジョシュア・ザークツィーの負傷について言及した。16日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

　ザークツィーは現地時間13日に行われたプレミアリーグ第32節ニューカッスル戦（1−4●）に先発出場したものの、後半開始早々に相手選手との接触がないところでハムストリングを痛め、プレー続行が不可能に。メディカルスタッフの肩を借りる形でピッチを去り、デンマーク代表FWラスムス・ホイルンドとの途中交代を余儀なくされていた。

　状態に注目が集まっていた中、現地時間17日に控えるリヨンとのヨーロッパリーグ（EL）準々決勝セカンドレグに向けた会見に出席したアモリム監督は「ジョシュアは今シーズンの残りを休むことになる」と明言。その上で次のように言葉を続けた。

「今シーズンはこれ以上試合に出場することはない。来シーズンに向けて準備を整える必要がある。彼はあらゆる面で成長しているので、特に厳しい状況だ。どんな選手にとってもプレーを止めることは難しい。しかし、これがサッカーであり、今の彼は回復に向けて準備を整えなければならない」

　現在23歳のザークツィーはバイエルンやパルマ、アンデルレヒトを経て、2022年夏にボローニャへ完全移籍加入。チアゴ・モッタ監督率いるチームで結果を残すと、昨年夏に4250万ユーロ（約69億円）と報じられた移籍金でマンチェスター・ユナイテッドへ活躍の場を移した。新天地への適応に苦しみ、度々批判に晒されているものの、今シーズンはここまで公式戦通算48試合に出場し7ゴール3アシストをマークしている。

　前線の主軸を欠くこととなったマンチェスター・ユナイテッド。現在は最終ラインにも複数の負傷者を抱えており、アモリム監督はシーズン最終盤に難しい舵取りを強いられることとなりそうだ。