アストン・ビラ、CLのアンセムを流さなかった訳とは?
2025年4月17日(木)13時0分 FOOTBALL TRIBE

プレミアリーグのアストン・ビラは、4月16日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦パリ・サンジェルマン(PSG)との対戦(3-2、合計4-5)で、試合前の演出に関する思わぬミスを犯した。キックオフ直前、スタジアムに流れるべきCLの象徴的なアンセム(賛歌)が、なぜか聞こえてこなかった。
『GIVEMESPORT』によると、会場となったビラ・パークでは、選手入場直前に使用する音源データを管理しているコンピューターシステムが突如クラッシュ。正規のCLのアンセムが再生できなくなったという。代わりに再生されたのはUEFAヨーロッパリーグ(EL)のテーマ曲だった。
キャプテンとしてピッチに現れたビラのMFジョン・マッギンと、PSGのMFマルキーニョスは、異変に気づきながらもそのまま整列。楽曲に違和感を覚えたマルキーニョスは、隣に並んだチームメートのDFウィリアム・パチョと困惑した表情を交わしていた。
最終的には、試合開始直前になってからCLのアンセムが場内に響き渡ったが、入場のタイミングとずれてしまい、演出効果は大きく損なわれた。欧州サッカー連盟(UEFA)はこの件についてクラブ側に確認を行ったが、技術的トラブルによる単なる手違いであるとの説明に納得し、懲罰措置などは取らないと判断した。内部調査も実施されない見込みだ。