ルーキー・荒木優奈が首位発進「自分のベッドが一番」地元熊本で初優勝目指す

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　◇女子ゴルフツアー　KKT杯バンテリン・レディース第1日（2025年4月18日　熊本県　熊本空港CC＝6565ヤード、パー72）

　地元熊本県出身のルーキー荒木優奈（19＝Sky）が5バーディー、ボギーなしの5アンダー67をマークし首位発進した。

　ツアー自己最少スコアを1打更新した荒木は「コースが難しい中でもバーディーが取れて、いいラウンドだった」と顔を綻ばせた。

　「今日はパターに助けられた」。8番と9番は微妙な距離のパーパットを入れてピンチをしのぎ、14番では3メートルをねじ込んでパーを拾った。

　終盤には勝負強さを発揮した。17番は奥のカラーから8メートルをパターで沈めると、18番パー5では第3打を1・5メートルにつけて連続バーディーで締めくくった。

　熊本県玉名市出身。熊本空港CCは小学生低学年の時からラウンドしており、各ホールの特徴も知り尽くしている。アマチュアで出場した昨年は予選落ちしただけに「リベンジしたいと思っていたので、楽しみにしていた」。車での1時間の自宅から通えるのも好材料。「自分の部屋にある自分のベッドで寝るのがいい」と笑った。

　宮崎・日章学園では現在メルセデスランク2位の菅楓華と同級生。2年時の22年には日本ジュニア選手権を制覇。3年時の23年8月には全国高校選手権で個人、団体の2冠を達成した。24年のプロテストに2度目の挑戦で合格し、同年の新人戦も制した。

　前週の富士フイルム・スタジオアリス女子オープンで2位に入った中村心ら同期の活躍が刺激になっている。「いいスタートが切れたので、チャンスをものにできれば」。ルーキーで一番乗りの優勝を目指す。