【高校野球】龍谷大平安、 元オリックスの川口知哉監督が初陣白星「体罰一切ないよう」「京都は平安やと」
2025年4月19日(土)14時54分 スポーツ報知
ベンチで指揮を執る龍谷大平安・川口知哉監督 (カメラ・豊田 秀一)
◆春季京都府大会 ▽1次戦2回戦 龍谷大平安10—0洛西=6回コールド=(19日・龍谷大平安ボールパーク)
龍谷大平安が洛西を破り、1日に就任した元オリックスの川口知哉監督が公式戦初陣を白星で飾った。
初回2死一塁、4番・鏡悠斗右翼手(3年)の右翼フェンス直撃の三塁打で先制すると、5回無死一、三塁では右越え3ラン。6番の上田愛輝捕手(3年)も左翼へソロ弾を運ぶなど、13安打10得点を挙げた。投げては、背番号18の河内慶(けいた、3年)が6回を無安打無失点に封じた。
川口氏は、エース左腕として97年のセンバツで8強、同年夏に準優勝を果たした。同年秋に4球団が競合の末、ドラフト1位でオリックスに入団。2004年の現役引退後は、女子プロ野球などで指導者を務め、2022年から母校にコーチとして戻った。
チームは、前監督・原田英彦氏が部員への体罰の責任を取って3月2日付で退任。川口監督は「僕だけではなく指導する側全員が、体罰とかそういうことは一切ないようにやっていかなければならない。叱り方ですよね、十分気をつけながら全員に接していきたい」と指導体制について言及した上で、「京都国際の方が周りから見てもひとつ上かなという感じはするので、このままでは終われないというのは当然ありますし、『京都は平安や』と言うのを見せつけたいなというのもありますし、そういうところはすごい意識してやっています」と、意気込みを語った。