ポール候補のノリスがクラッシュ「ばかなミスを犯してチームを失望させた」決勝に向けても悲観的
2025年4月20日(日)10時58分 AUTOSPORT web

2025年F1サウジアラビアGPの予選で、マクラーレンのランド・ノリスはQ3の最初のアタックでクラッシュしてノーポイントに終わり、予選10番手に沈んだ。
FP2とFP3で最速タイムをマークし、予選Q1では2番手、Q2では1番手と、ポールポジションの有力候補だったノリス。しかしQ3最初のランで、ターン4とターン5の縁石に乗った後、コントロールを失い、左側のウォールにヒットしてマシンをとめた。ノリスにけがはなかったが、Q3でタイムを計測できなかったため、まさかの予選10番手という結果に終わった。
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
FP3 1番手(1分27秒489/18周)
予選 10番手(Q1=2番手1分27秒805:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分27秒481:ソフトタイヤ/Q3=10番手DNF)
「(マシン修復のために)チームがたくさんの仕事をしなければならなくなった。ここまでは順調でポジティブな週末だったので、このような大きな後退は残念だが、僕としては冷静に受け止めるしかない。チーム、メカニック、そしてエンジニアたちに謝罪し、明日もまた挑戦できるよう頑張る。マシンは速く、週末を通して好調だったので、明日はどうすれば他のマシンをオーバーテイクできるかを、しっかり考える必要がある」
「(プラクティスでの好調さは)かなり励みになるけれど、オスカー(・ピアストリ)が示したように、僕たちは他よりはるかに抜きん出ているというわけではない」
「ジョージ(・ラッセル/メルセデス)は(ピアストリから)コンマ1秒遅れで、マックス(・フェルスタッペン/レッドブル)がポールポジションを獲得した。だから、自分がトップ2とかトップ3に入ることは期待していない。でも前にいるマシン何台かよりも前でフィニッシュする必要があり、トップ5かそこらを狙うことができれば、僕としては満足だ」
(クラッシュ直後「このバカが!」と自分を罵ったことについて『Sky Sports』に語り)「まさにそのとおりだと思う。僕はポール争いをすべきだった。あんな無謀なリスクを冒すべきではなかった。全てを見直すつもりだ」
「マックスがまた良い仕事をしたようだから、ポールポジションを獲得できた保証はない。それでもポール争いに参加できればよかったのに」
「僕は自分自身を失望させ、チームを失望させてしまった。そして、チームにはマシンを直すという大変な作業をさせることになった」
「僕はああいう風に言ったこと(自分のことを「ばか」と言ったこと)は正しいと今も思っている。明日、今日の埋め合わせをしなければならない」
「(アクシデントについては)何が起こったのか分からない。単なるミスだと思う」