ブライトン三笘薫、自己最多8ゴール目も「勝たなければ意味がない」負傷から復帰し途中出場から結果も

2025年4月20日(日)6時33分 スポーツ報知

◆プレミアリーグ ▽第33節 ブレンフォード4—2ブライトン(19日・ブレントフォード)

 日本代表MF三笘薫(27)が所属するブライトンはアウェイで11位ブレントフォードと対戦。前節のレスター戦を右足かかとの負傷で欠場した三笘はこの試合でベンチスタートとなった。

前半9分、縦パスに鋭く反応したブレントフォードFWムベウモが右足を振り抜き先制。しかしブライトンは前半アディショナルタイムの3分、ベテランFWウェルベックが右サイドからミンテが放ったやや後方に入ったクロスにのけぞりながらも頭を合わせて1—1の同点とした。

しかし後半開始早々の3分、ブレントフォードはまたもムベウモのゴールで2点目を追加。さらには同13分、右サイドを抜けたムベウモが放ったクロスをブレントフォードFWウィサがきっちりと決めて3点目を奪取。ホームチームが3—1としてリードを2点に広げた。

しかもこの3点目のわずか3分後の後半16分、ブラジル代表FWペドロが競り合った相手に肘打ちを繰り出し一発退場。そして後半20分、窮地に立たされたアウェイのピッチに三笘が帰ってきた。

数的不利が厳しい戦いを招いたが、徐々にブライトンがチャンスを作る。そして三笘にチャンスがこの試合最初のチャンスがやって来た。後半34分、ゴール前に飛び込んだ三笘にクロスが入る。相手DFに挟まれながらこのボールに左足を合わせたが、このシュートはバーを大きく超えた。

しかしこの7分後、三笘が相手に1点差に迫るゴールを見事に決めた。ヒンシェルウッドのスルーパスで抜け出し、左サイドから左足をクロスさせてボールを対角線上に飛ばし、ブレントフォード・ゴールの右隅にシュートを流し込んだ。

2月22日のサウサンプトン戦以来のゴールは「アシストのボールがすごく良かった」と語り、20歳の同僚、ヒンシェルウッドのパスを褒めたが、「あの展開になった時に1点、2点と取れたら良かった」と三笘。この日本代表MFのゴールで10人ながら、流れは完全にブライトンに傾いて攻勢になったが、ここでさらなるゴールを奪って同点、逆転とできなかったことを悔やんだ。

逆に、後半アディショナルタイム5分に右サイドで与えたフリーキックにブレントフォードMFノアゴールが頭を合わせて4点目を加点した。この瞬間、三笘が悔しそうに天を仰いだ。

これで直近のリーグ戦5試合の成績が2分3敗。三笘は「(先制点を取られた)カウンターもそうですし、(ダメ押しの4点目となった)セットピースもそうですが、いつもやられている形から失点して、反省点が多い。負けて当然という内容だと思います」と語って、欧州戦の出場権から遠ざかりつつあるチームに厳しい言葉を投げかけた。

 また、デビューシーズンの7を越える8得点も「勝たなければ意味がない」とあっさり。アウェイ席を埋めたブライトン・サポーターに「申し訳ない気持ちです」と話したが、「それでも前を向いてやるしかない。5試合あるんでまだ分からない。これからだと思います」と続けて、来季の欧州戦参戦に並々ならぬ意欲を見せて、2—4敗戦の西ロンドンのスタジアムを去った。

スポーツ報知

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