【皐月賞】ミュージアムマイルがクロワデュノールを破ってV 桜花賞からG1連勝のモレイラ騎手「特別な馬になる」
2025年4月20日(日)15時49分 スポーツ報知
皐月賞を制したミュージアムマイル(右から3頭目、カメラ・池内 雅彦)
◆第85回皐月賞・G1(4月20日、中山競馬場・芝2000メートル、良)
牡馬クラシック第1戦は3歳牡馬18頭によって争われ、3番人気のミュージアムマイル(栗東・高柳大輔厩舎、父リオンディーズ)が、直線で1番人気のクロワデュノールなどを差し切って重賞初制覇で1冠目を手にした。勝ちタイムは昨年のジャスティンミラノを0秒1更新するレースレコードの1分57秒0。
昨年の朝日杯FSで2着に入り、前走の報知杯弥生賞ディープインパクト記念は1番人気に推されたが4着。今回はジョアン・モレイラ騎手との新コンビで巻き返した。報知杯弥生賞を1番人気で敗退して本番で勝利したのは66年ニホンピロエース、96年イシノサンデーに続く29年ぶり3頭目。
モレイラ騎手は桜花賞(エンブロイダリー)に続くG1連勝で、高松宮記念(サトノレーヴ)を含め今年の春G1は4戦3勝。桜花賞と皐月賞の連勝は、19年のクリストフ・ルメール騎手以来6年ぶり6人目。高柳大調教師はクラシック初勝利となった。
2着は1番人気のクロワデュノール(北村友一騎手)、3着は4番人気のマスカレードボール(横山武史騎手)が入った。
ジョアン・モレイラ騎手(ミュージアムマイル=1着)「素晴らしい瞬発力を見せてくれました。厩舎の皆さんがいい状態にしてくれて感謝したいです。乗った瞬間に力強さを感じていました。特別な馬になると思います。(道中は)精神的な意味でもよかったので、距離を延ばしても問題ないです」