男子フルは川内優輝が13年ぶりVで復活ののろし「絶対勝ちたいという...」 かすみがうらマラソン
2025年4月20日(日)14時6分 スポーツニッポン
かすみがうらマラソン兼国際ブラインドマラソン2025(スポーツニッポン新聞社など主催)は20日、茨城県土浦市、かすみがうら市(川口運動公園J:COMフィールド土浦周辺発着)で1万5832人がエントリーして行われた。
男子フルマラソンはプロランナーとして活動する川内優輝(38=あいおいニッセイ同和損保)が2時間19分10秒で12年以来の優勝を果たした。「13年ぶりに優勝できてとても嬉しい」。故障などに悩まされ、“復活のレース”と位置づけた大会。フルマラソン140回目で最高の結果を残した。
スタート直後から独走だった。「前半ある程度速めのペースで入って後半向かい風になることが分かっていた。前半しっかりやって後半粘る。そういうレースをしようと思っていた」。13年前は前半が向かい風で後半が追い風だったというが、他を寄せ付けない走りを見せた。
今月10日から17日までの1週間、奄美大島で合宿を行った。海岸沿いでのハーフマラソンや距離走などを一人で行い、「今回かすみがうらマラソンで絶対勝ちたいという思いがあったので、奄美大島も島なので風が吹くし、ある程度湿度と暑さもあるので、今日とピタッと当たった」と満足げだった。
13年前のかすみがうらマラソンでフルマラソン初優勝を果たし、シドニーマラソンでも優勝。13年2月の別府大分毎日マラソンでは実業団最強ランナーの中本健太郎とのデッドヒートを制し、モスクワで開催された陸上世界選手権の男子マラソン代表に選出。「今回もここから夏の対外レースを頑張る」と意気込む。
今後は5月のバンクーバーマラソンや、7月のゴールドコーストマラソンに出場する予定。「12月の防府読売マラソンが今年の最大の目標。ロサンゼルス五輪のMGCを決めたいなと思う」と力を込めた。