巨人・岡本 キング6号 Snow Man国立ライブの花火に負けん神宮花火 反撃の2ランで逆転呼んだ
2025年4月20日(日)5時30分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人6−4ヤクルト(2025年4月19日 神宮)
ド派手な花火の次は、巨人の主砲が大きな花火を打ち上げた。0—3の6回2死一塁。岡本が2ストライクから外角低め直球に反応した。体勢を崩しながらも6号2ランを左中間へ。「風に助けられて何とかホームランになってくれて良かった」。反撃ののろしだった。
6回開始前。隣接する国立競技場で行われていた人気アイドルグループ「Snow Man」のライブで、豪華な花火が打ち上げられた。巨人ベンチでも選手が見上げたが「へえー知らなかった」と目を丸くした不動の4番は、自分で花火を上げてみせた。主砲の号砲から、7回に若林の2点二塁打で逆転。14安打での勝利に阿部監督も「和真のホームランで何かあるぞと思わせてくれた」と目尻を下げた。
土曜日はデーゲームが多いが、神宮は東京六大学リーグと併用でこの日はナイター。出演中の「IKEA」のCMでは、ベッドで熟睡中の岡本から「よく眠れた次の日は…」というセリフが流れ、本塁打の場面に切り替わる。ぬいぐるみとともに眠る姿も披露しているが「用意されてあって僕はそこに寝ただけ」と笑う。「いい明日は、いい寝心地から」と続くCMのように睡眠から結果につなげた。
4回にも右前打を放つなど2安打で打率・366はリーグ2位。6号は単独トップで16打点はトップタイとなった。「変わらず明日も頑張りたい」。4番の一発は、いつもチームを明るくする。(小野寺 大)