ソフトバンク生海の実戦復帰見通しが立つ 左側頭葉脳挫傷でリハビリ中 5月上旬に4軍戦で代打出場へ

2025年4月22日(火)15時28分 スポーツニッポン

 ソフトバンクは22日、生海(甲斐生海)外野手(24)の実戦復帰の見通しが立ったことを発表した。同日のオリックス戦前に、三森哲司メディカルコーディネーター(46)が対応した。リハビリ組管轄のままの「参加」との形で5月3日の4軍2連戦(藤崎台)に帯同して同日に代打で出場する予定となった。

 「現状、約1年4カ月がたって練習もできています。主治医と本人の意向で1度、復帰していい段階となった。守備に関しては6月中を見込んでいます」

 小久保監督は「新たな一歩ですね。無理する必要はないのでね.野球をできる喜びを感じながらやってほしい」と語った。

 生海は、24年オフの1月に球団施設内で自主トレ中での打撃練習で左の側頭部に打球が直撃した。緊急搬送され、左頬骨の骨折もあって入院。退院後の1月26日に改めて病院を受診。「左側頭葉(そくとうよう)脳挫傷」の診断を受けて担当主治医とNPBの医事委員会の正式見解を受け、5月末に公表されていた。競技復帰までに1年〜1年半を要する見込みとなっていた。

 筑後ファーム施設でのリハビリ中には移動や歩行するだけで頭痛やめまいを抱えていたが着実に回復していった。控えていた飛行機やバス移動も可能となってきた。「打つ、走る、守る際の当日や翌日の体調や状況に合わせて、出場していきます。彼にとってのチャレンジとなっていきます」と三森メディカルコーディネーターは明かした。

 福岡県出身の生海は、九州国際大付から東北福祉大に進み、強打の野手として22年ドラフト3位で入団。23年は1軍戦13試合で4安打の打率・200、0打点。同年10月のファーム日本選手権では4安打を放ち、優秀選手賞を獲得。小久保2軍監督の“日本一”の原動力となっていた。

スポーツニッポン

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