鹿島J1通算600勝へ 次戦は“初勝利”と同カードのホーム名古屋戦 鬼木監督「巡り合わせがある」
2025年4月22日(火)21時27分 スポーツニッポン
鹿島の鬼木達監督(51)が22日の非公開練習後に取材対応し、史上最速のJ1通算600勝が懸かる25日のホーム名古屋戦を前に特別な思いを明かした。
記念すべき1勝目を挙げたのは、93年5月16日のJリーグ開幕戦。カシマスタジアムで行われ、相手は名古屋だった。同カードで迎える一戦に「巡り合わせがある。あまり記録というものを意識していない自分の中では凄く重みのある試合」としみじみ話した。
指揮官は当時、市船橋高から鹿島に入団したばかりの高卒1年目。ジーコがハットトリックを決めて5—0で大勝した試合をスタンドから観戦していた。「鮮明に焼き付いている。やっぱり思うところがある」と懐かしんだ。
チームは20日の岡山戦でリーグ4試合ぶりの勝利を挙げた。だが負傷者が相次ぎ、台所事情は厳しい。この日はユース所属の選手を複数交えて練習を再開した。鬼木監督は「状況が状況なだけに、もっと“自分が自分が”となってもいいかなと。そういうエネルギーを必要としている。今やれる最大値をどれだけ出せるかが大事」と言葉に力を込めた。