広島スキッベ監督への処分巡り…名古屋戦・岡部拓人主審の降格論噴出

2025年4月25日(金)6時29分 FOOTBALL TRIBE

ミヒャエル・スキッベ監督 写真:Getty Images

 Jリーグは24日、サンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督が4月20日に行われた明治安田J1リーグ第11節の名古屋グランパス戦後、審判員に対する攻撃的な言葉があったとして、同監督に2試合のベンチ入り禁止処分と、罰金20万円の処分を科したと公式発表した。これに対して、ファン・サポーター等からは岡部拓人主審の処分を求める声が挙がっている。


 この試合では、70分に自陣でパスを受けたFW前田直輝(広島)がドリブルを始めた直後、FW永井謙佑(名古屋)が後方から右足を投げ出しながら前田を倒す。岡部主審はホイッスルを吹き、永井に対してイエローカードを提示。前田は左足首を痛めて途中交代となった。


 スキッベ監督は試合後、インターネット動画配信サービス『DAZN』のインタビューで、前田が倒されたシーンに言及。「この審判では本当にいいサッカーをやろうとしてもうまくできない」「自分たちの選手が出られないことよりも、審判が罰を受けるべき」などと、岡部主審を非難していた。


 この発言もあり、Jリーグはスキッベ監督に処分を科したが、ネット上では永井に対するイエローカードというジャッジの妥当性を巡り、議論が白熱。レッドカードを提示すべきとの意見も多くある。くわえて広島指揮官の処分のみだと不公平だとの指摘や、岡部主審の降格処分を求める意見が相次いでいるほか、審判員のレベルアップを求める声も挙がっている。


 以前からJリーグの審判員によるジャッジの妥当性に対して苦言を呈してきたスキッベ監督。日本サッカーのクオリティアップを目的に、欧州クラブでの指揮経験を持つ同監督の意見に耳を傾けるべきとの意見も散見されているが、岡部主審本人から永井に対するイエローカードというジャッジについて見解を聞く機会があれば、周囲で湧き起こっている不満の声はやや収まるかもしれない。

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