上田綺世が激白!鹿島アントラーズから海外移籍の裏側「誤解あった」
2025年4月24日(木)5時59分 FOOTBALL TRIBE

フェイエノールト所属の日本代表FW上田綺世は、2022年夏に鹿島アントラーズからベルギー1部サークル・ブルッヘへ完全移籍。欧州挑戦をきっかけに、日本サッカー界を代表するストライカ−へと成長しているが、本人がその海外挑戦の裏側を明かしている。
オランダメディア『VI』で4月23日に掲載されたインタビュー記事によると、同選手は鹿島からの海外移籍について「(日本にいる頃から)チャンピオンズリーグが大好きですね。鹿島でゴールを量産した後、ヨーロッパの多くのビッグクラブが僕を獲得しに来ると思っていたんですけど、それには誤解がありましたね。真剣に興味を持ってくれたのは、サークル・ブルッヘのみでした」とコメント。ビッグクラブからのオファーが無かったことを明かした上で、海外移籍後の自身の苦悩についてこう語った。
「日本とは生活環境や文化が全然違う場所に身を置くことになりましたけど、適応の問題ですね。最初の頃は苦労しましたよ。結婚したばかりだったんですけど、最初はひとりでベルギーにいましたからね」
メキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスという絶対的ストライカ−がいる中でも、フェイエノールトでの奮闘が続いている上田。「おかしな話に聞こえるかもしれませんが…」と前置きした上で、「僕はゴール数で自分自身にプレッシャーをかける人間ではありません。僕が望んでいるのは、フェイエノールトという居心地が良いクラブで、ひとりの選手として成長し続けることなんです。そうすれば、自ずとゴールも決められると思います」と、さらなる活躍を誓っている。
なお、上田は2024/25シーズンのオランダ1部リーグ16試合の出場で5ゴール1アシスト。ベンチを温める時間が多いとはいえ、かつてマンチェスター・ユナイテッドでMF香川真司(現セレッソ大阪)とチームメイトだったロビン・ファン・ペルシ監督のもとでの飛躍が期待される。