【ソフトバンク】周東佑京、開幕から19戦連続安打「自分の打撃ができた」パ・リーグ記録に王手も負傷交代
2025年4月24日(木)5時0分 スポーツ報知
4回2死一、二塁、周東佑京が追加点となる中2点適時三塁打を放つ(カメラ・渡辺 了文)
◆パ・リーグ ソフトバンク6—2オリックス(23日・みずほペイペイ)
ソフトバンク・周東佑京内野手(29)は止まらず成し遂げた。初回、先頭での第1打席だ。曽谷のスライダーに合わせ、三塁ゴロ。捕球した宗は、一昨年まで3年連続ゴールデン・グラブ賞。ランニングスローも間に合わず、快足で内野安打にした。開幕戦から19試合連続安打。「うれしいですよ、それは…」と本多内野守備走塁兼作戦コーチの持つ球団記録に並んだ。
打率3割4分5厘、得点圏でも打率4割7分4厘。4回2死一、二塁では勝負強さも発揮した。「思い切って自分の打撃ができた。いい流れに続くことができてよかった」。7番・柳町からの4連打を締め、左中間へ2点三塁打。「去年の半分ぐらい打ってるんで、びっくりしています」と19試合で12打点(昨年は26打点)とこちらも量産中だ。
昨年11月に手術を受けた左膝の状態が思わしくないため、18、19日の西武戦(ベルーナD)を欠場。小久保監督にとっても「フル(出場)は難しい」と悩ましい問題だ。6回には右膝外側に死球。自力で歩けず交代したが、病院に行く予定もなく「(骨が)折れてないんで。折れてなければ行けるでしょ、という感じです。ちょうどいいんじゃないですか?」と“両膝痛”を笑いに変えた。
リーグ制覇した昨季のような横綱相撲で快勝。昨年からオリックス戦は、2分けを含む11連勝とお得意様だ。移動日を挟み、25日からは楽天3連戦(楽天モバイル)。1954年にレインズ(阪急)がマークした20試合のパ・リーグ記録に並ぶか期待がかかる。出場すれば必ず輝く「1番・中堅」のスピードスター。「そんなうまくいかないっよ」と当事者は謙虚でも、容易にクリアしてくれそうだ。(長田 亨)