プロ野球歴代3位の320勝を挙げた小山正明さん死去、90歳…「精密機械」と言われた抜群の制球力

2025年4月24日(木)16時35分 読売新聞

西鉄戦で投げる小山正明さん(1966年6月)

 「精密機械」と言われた抜群の制球力で、プロ野球の阪神タイガースなどで投手として歴代3位の320勝を挙げた小山正明(こやま・まさあき)さんが18日、心不全で死去した。90歳だった。球団が24日発表した。葬儀は家族で営まれた。

 兵庫県出身。1953年に兵庫・高砂高から大阪タイガース(現・阪神)にテスト入団。59年の天覧試合で先発登板した。62年に27勝してセ・リーグ優勝に貢献、沢村賞に輝いた。63年オフに強打者・山内一弘さんとの交換トレードで大毎(64年から球団名は東京、現・ロッテ)へ移籍。64年は30勝で最多勝のタイトルを手にした。

 通算成績は、400勝の金田正一まさいちさん(巨人など)、350勝の米田哲也さん(阪急など)に次ぐ320勝(232敗)を記録し、3159奪三振、防御率2・45。73年の引退後は阪神などでコーチを務め、2001年に野球殿堂入りした。

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