「明らかにリリーフエース」大車輪の3連投で“真価”発揮 阪神・及川雅貴の覚醒を物語る「.081」の凄み

2025年4月25日(金)11時35分 ココカラネクスト

マウンドで自信に満ち溢れた表情を見せる及川。(C)Getty Images

 阪神の高卒6年目左腕が球界屈指のリリーバーへと変貌を遂げている。

 4月24日に敵地で行われたDeNA戦に阪神の及川雅貴が2点をリードした8回から登板。自身今季初の3連投となったが、先頭の牧秀吾を右飛に打ち取って危なげなく立ち上がると、続く佐野恵太を二ゴロ、宮崎敏郎も空振り三振に仕留めて三者凡退。敵クリーンナップわずか13球でねじ伏せた。

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 昨季にセ・リーグ最高となるチーム打率.256を誇ったDeNA打線。その主軸を前にしても堂々と投げぬいた及川。その満ち溢れる自信は結果にも表れている。今季開幕から12試合に登板している背番号37だが、いまだ自責点はなく、防御率も0.00を記録。さらに被打率.081、出塁率.128、奪三振率10.32のハイアベレージを残しており、いかに今の彼が打たれていないかを物語っている。

 まだ開幕1か月も経過していないスモールサンプルとはいえ、阪神の強力中継ぎ陣を“看板”となりつつある及川。現役時代にセットアッパー、そして守護神として活躍した藤川球児監督が2点リードした終盤8回に3連投でも起用したのは、“覚醒”を遂げた24歳への信頼の表れとも言えよう。

 目に見える結果でもって、安定感を示している及川。その大車輪の活躍ぶりに目を見張るのは、熱心な虎党のみならず、野球ファンも同様だ。Xでは「今日本で最もすごい左腕」「エグすぎる」「格好良い以外の言葉が見当たらない」「明らかにリリーフエース」「三連投して、三者凡退で帰ってきてあまりにも偉すぎる」と絶賛の声が相次いだ。

 春先からフル回転の活躍を続ける及川はどこまで進化を見せるのか。阪神首脳陣の起用法を含めて興味深く見守りたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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