元神戸ポドルスキが去就発言「ポーランド1部残留争いで…」J再挑戦浮上も

2023年4月25日(火)11時25分 FOOTBALL TRIBE

ルーカス・ポドルスキ 写真:Getty Images

 かつてヴィッセル神戸に在籍していたFWルーカス・ポドルスキは現在、ポーランド1部グールニク・ザブジェでプレー。今年夏のJリーグ再挑戦が噂される中、選手本人がザブジェと契約延長の可能性について語っている。


 ポドルスキは2017年7月から2年半にわたり神戸に在籍。神戸退団後はトルコ1部アンタルヤスポルをへて、2021年7月からザブジェでプレー。2022/23シーズンのリーグ戦でここまで25試合の出場で5ゴール8アシストをマークしており、今月23日のシロンスク戦では先制点をアシスト。大宮アルディージャから期限付き移籍中のMF奥抜侃志とともに活躍し、チームを勝利に導いている。


 そんなポドルスキとザブジェの契約期間は今年6月までであるが、本人は先月17日に行われたリーグ戦後のインタビューで「(来季以降)まだどうなるか分からないし、今のところ何も決まっていない」と、自身の去就に言及。


 「代理人からは『オファーが届いた』と聞いている。MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)は選択肢のひとつだ。アジアからもオファーが来ているよ。あとカタールやサウジアラビアからもね。今後どうなるか様子を見るよ」と語り、Jリーグ再挑戦の可能性も除外していない。


 一方でザブジェのアダム・マティセク会長は今月19日、ポーランド国内のスポーツチャンネル『TVP Sport』に出演した際に「ポドルスキは交渉の必要がないほど経験豊富な選手だ。ポーランド国内リーグを代表する選手であり、従来の交渉は必要ない。新しい契約にサインするのは、5分もあればできることだと思っている」とコメントを残している。


 するとポドルスキはシロンスク戦後、ポーランドメディア『エクスプレス』のインタビューで「(ザブジェと契約延長するための条件は、)勝ち点や順位表だけではない。たとえザブジェが4部や5部のリーグで戦おうと、僕はザブジェの選手だ」と、現所属クラブへの愛着を強調。


 「他にも整理しなければならないことがある。時間はまだあるから、おかしな決断をする必要はない。1部残留が確定すれば、また腰を据えてクラブと話し合うことができる。今は残留にむけて勝ち点を積み重ねることが最も重要なんだ」と、残留争いに集中する構えを見せた。


 ザブジェはここまでリーグ戦29試合を終えて9勝8分12敗。2部降格圏内の16位シロンスクから勝ち点4差の11位につけている。依然として2部降格の可能性を残しているだけに、ポドルスキや奥抜の去就に注目が集まっている。

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