「支払った金額の価値がある」6戦連続安打の吉田正尚を米メディアが激賞!「xファクターになり得るだろう」
2023年4月26日(水)18時0分 ココカラネクスト
調子を挙げてきた吉田の打棒が再び評価されている(C)Getty Images
いよいよ本領発揮、そして注目度も高まる一方だ。
レッドソックスの吉田正尚は現地時間4月25日(日本時間26日)のオリオールズ戦に「4番・レフト」でスタメン出場し、4打数2安打1四球と、6試合連続安打、4試合連続となるマルチ安打を記録した。
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この日も高い打撃技術をみせた。3回の第2打席、先頭バッターとして打席に立った吉田はオリオールズ先発のカイル・ブラディッシュの変化球を捕らえ三遊間を破った。低めに投じられたカーブにバットを合わせ、見事な流し打ちでこの日の初安打を記録。続く4回の第3打席でも今度は2番手のマイケル・バウマンの速球を引っ張り、強い打球でライト前ヒット。背番号7のバットが冴えわたり、チームも8−6で試合を制している。
これで吉田は4月21日のツインズ戦から6試合連続安打、打率も・278とし、持ち前のバッティングスキルを示し続けている。
試合毎に勢いを増す日本人ルーキーには米国内でも称賛の声が止まらない。米ニュースメディア『The Cold Wire』は連日、安打を放つ吉田に対し「レッドソックスの新星、驚異的な打撃力を連続で発揮」と銘打った記事を配信。その中で「この外野手は、冬に5年契約でチームに加入した。最近、レッドソックスのスターは熱いバットを振り続けている」と称えている。
さらに連続安打を続けているゲームでは打率が5割に達していることも示しながら「レッドソックスはアメリカン・リーグ東地区で最下位に沈んでいるが、ヨシダは熱いバットを振り続けており、球団が冬に支払った金額(5年9000万ドル)の価値があることを証明している」と絶賛。
加えて「29歳の彼は、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で堅実なパフォーマンスを見せており、2023シーズンでもそのバッティング引き継いでいる」と評しながら、その上で「レッドソックスは現在も下位に位置しているが、ヨシダはこのチームにとって重要なピースであることは間違いなく、チームが今季、上位を争うことになれば、“Xファクター”になり得るだろう」として、今後の活躍を見込んでいる。
開幕前にはWBCで輝きを放つも、新たな環境に向かう準備への不安も囁かれ続けた吉田。強い決意で挑んだルーキーシーズン、いよいよ軌道に乗ったその打撃力に注目していきたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]