【フローラS】カムニャックが重賞初勝利でオークス切符獲得 51歳シュタルケ騎手「レースはパーフェクト」
2025年4月27日(日)15時56分 スポーツ報知
フローラSを制したカムニャック(右、カメラ・荒牧 徹)
◆第60回フローラS・G2(4月27日、東京競馬場・芝2000メートル、良=2着までにオークスの優先出走権)
伝統のオークストライアルに3歳牝馬18頭が出走し、7番人気のカムニャック(栗東・友道康夫厩舎、父ブラックタイド)が、4戦目で重賞初勝利を飾った。51歳のアンドレアシュ・シュタルケ騎手は17年ニュージーランドT(ジョーストリクトリ)以来8年ぶりのJRA重賞勝利。友道調教師はシングウィズジョイで制した15年以来、10年ぶりの同レース制覇となった。勝ちタイム1分58秒6は2020年ウインマリリンがマークした1分58秒7を上回るレースレコードとなった。
同馬は昨年8月、中京の芝2000メートルの新馬戦で3馬身半差の圧勝。2戦目で重賞初挑戦のアルテミスSでは1番人気で6着。今年初戦のエルフィンSは4着だったが、デビュー勝ちの距離に戻って重賞初タイトルを獲得し、オークスでの走りに注目が集まる。
1番人気で2着のヴァルキリーバース(クリストフ・ルメール騎手)までがオークス・G1(5月25日・東京、芝2400メートル)への優先出走権を獲得した。3着は最低18番人気のタイセイプランセス(石橋脩騎手)が入り、3連単は110万180円の高配当になった。
アンドレアシュ・シュタルケ騎手(カムニャック=1着)「アリガトウゴザイマス! この3週間ほど勝てていなかったので、そういう意味でも今日の勝利はとてもうれしいです。3歳牝馬の重要なレースで、これだけのパフォーマンスができてオークスを迎えられるのは本当にうれしいと思います。この馬にとっては、(ペースが)流れている方が合っていると思うし、かかったと言っても、そこまでではなかった。リズムがつかめてからは、すごくいい状態で走ってくれた。すごく能力があると思っています。これからが楽しみです。レースはパーフェクトでした。距離が延びることについては全く問題ないと思います。少しかかるところは道中であったが、道中でなだめながら行くという意味でも距離は問題ないです。調教の時にも少し行きたがるところを見せていたので、その点は注意して乗っていましたが、途中からは落ち着いて走れていましたし、問題なかったです」