【サーフィン】五十嵐カノアがCT第5戦で2位 6年ぶり優勝逃すも年間ランクは6位に浮上
2025年4月27日(日)15時33分 スポーツニッポン
◇ワールドサーフリーグ(WSL)チャンピオンシップツアー(CT)第5戦リップカール・プロ・ベルズビーチ(2025年4月27日 オーストラリア・ビクトリア州)
サーフィンのプロ世界最高峰ツアー第5戦は最終日を迎え、21年東京五輪男子銀メダルの五十嵐カノア(27)は今季最高の2位に入った。19年の第3戦以来、6年ぶり2度目のCT優勝は逃したが、年間ランキングは開幕前の10位から6位にジャンプアップ。22年以来となる上位5人によるファイナルズ進出へ前進した。
今季は第2戦の5位が最高順位だった五十嵐だが、オーストラリアでの今大会はオープニングラウンドから順調な勝ち上がりを見せた。準々決勝、準決勝と地元のオーストラリア選手を破ると、決勝でもCT通算7勝を誇るオーストラリアのジャック・ロビンソンと対戦。終盤までリードも相手に7・77点をスコアされて逆転され、わずか0・27点及ばず敗れた。
22年にはワールドゲームズ(WG=世界選手権に相当)を制して初の世界一になった五十嵐は、タヒチが会場となった昨夏のパリ五輪では3回戦で敗退。2大会連続のメダルを逃すと、CTの年間順位でも17位と低迷した。
仕切り直しの今季は、ボードを第3戦から長年愛用していたシャープアイ製からJSサーフボード製に変更。第4戦では17位に留まっていたが、新しい相棒と共に頂点まであと一歩に迫った。