ドジャース・大谷 真美子夫人選曲で打席もパパ初弾はお預け パイレーツのスキーンズに完敗

2025年4月27日(日)1時30分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ ドジャース0—3パイレーツ(2025年4月25日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が25日(日本時間26日)、パイレーツ戦でポール・スキーンズ投手(22)に3打数無安打に封じられるなど、4打数無安打に終わった。第1子となる長女誕生後初めての本拠地での一戦だったが、昨季新人王の怪物右腕との今季初対戦で完敗。チームも今季2度目の零敗で3連敗となった。

 鋭く曲がり落ちたカーブに、バットが空を切った。バランスを崩しながら、捕手のガッツポーズを見た大谷。うなずくように2度、首を縦に振って視線を宙にさまよわせた。

 昨年の新人王右腕・スキーンズとの今季初対決。2点を追加された直後の5回2死二塁がハイライトだった。カウント3—1も「世界最高の打者の一人に、3—1になるのは理想的ではなかったが“自分の球がどれだけ通用するか試してみよう”という気持ち。集中して投げ切った」とスキーンズ。スプリットとシンカーの中間球「スプリンカー」でファウルとし、6球目の内角低めのカーブで空振り三振となった。

 初回は99マイル(約159キロ)の外角直球がバットの先で中飛。3回はチェンジアップで投ゴロなど、結局3打数無安打となった。昨年6月5日の初対決は1打席目にオール直球で3球三振も、2打席目に100・1マイル(約161.1キロ)をバックスクリーンへ運んだ。「スピードよりアングルやリリースポイントが特徴的で、それを頭に入れてスイングした」と当時、印象を口にしていた大谷。通算3試合目の対戦では、そのサイドに近い腕の振りと、打ち取られた3球種に加えてスイーパーなど多彩な変化球で封じ込まれた。

 この日は選手のパートナーが登場曲を選ぶ「デート・ナイト」。大谷は真美子夫人が選曲した人気アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」のエンディング曲「Roundabout」で打席に臨んだ。前日は長女誕生直後に合流した遠征から本拠に戻った休養日。愛娘とも久々の対面だったが「パパ初アーチ」はお預けとなった。

 カリフォルニア州出身で家族や親戚ら約35人の“応援団”が集まったというスキーンズ。7回途中5安打無失点、9奪三振で3勝目を挙げ「今夜は“ただ働き”みたいな感覚。楽しかったし、みんなとこの瞬間を共有できたのは最高」と大谷斬りに胸を張り、家族の元に向かった。(奥田 秀樹通信員)

スポーツニッポン

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