昨秋近畿大会出場の三田学園が2季連続8強 姫路工に14安打11得点で打ち勝つ

2025年4月27日(日)13時54分 スポーツニッポン

 ◇春季高校野球 兵庫県大会3回戦 三田学園11—7姫路工(2025年4月27日 ウインク姫路)

 昨秋の近畿大会に出場した三田学園が、姫路工相手に14安打11得点で打ち勝ち、2季連続で8強進出を決めた。

 効果的な集中打で優位に立った。4安打を集めた初回は2番からの2連打で1死二、三塁とし、4番・沖良憲主将(3年)、5番・三輪奈由太(3年)の2者連続適時打で2点を先制。1点差に迫られた直後の3回も死球と2連打で1死満塁と攻め、7番・川口央翔(2年)の三塁線を破る3点三塁打で再びリードを広げた。5—1の6回にも2番・栗栖捷(3年)、沖、6番・三輪歩由太(3年)の適時打など4安打を集めて5得点。3点差に追い上げられた直後の8回にも1点を追加し、試合を決めた。

 投げては背番号18を背負った先発左腕・中内蒼真(2年)が緩急を駆使した投球で、姫路工打線を翻弄(ほんろう)。直球とチェンジアップを軸に、4回2安打1失点と試合をつくった。10—6と追い上げられた7回、なおも2死一、二塁からはエース・熊野慎(3年)が登板。その回に1点を失ったものの、8、9回を無失点で締めた。

 過去に春4度の甲子園出場を誇り、淡口憲治(巨人)、羽田耕一(近鉄)、屋鋪要(大洋)ら多くのプロ野球選手を輩出した実力校だが、91年春を最後に甲子園から遠ざかる。岩根健太監督は「生徒たちは去年の秋に近畿大会も経験し、自分たちが甲子園に行くために足りないものを実感して、そこに取り組んできました。一冬かけて取り組んできた結果が、表れてきていると思います」と話した。現チームは監督いわく「平均身長は1メートル70に満たないと思います」と体格に恵まれた選手は少ない。レギュラーに中学軟式出身者も少なくない。それでも全員野球で、激戦区・兵庫の頂点を見据える。

スポーツニッポン

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