オリックス・太田椋 日本人右打者22年ぶり月間30安打以上で打率4割以上なるか
2025年4月29日(火)5時30分 スポーツニッポン
【WeeklyData展望】オリックス・太田椋が開幕から好調だ。4年ぶりに開幕スタメンに名を連ね、ここまで全試合に出場。100打数40安打で打率.400、12球団で唯一打率4割をキープしている。
4月に限れば87打数35安打の打率.402。月間30安打以上で打率4割以上となればオリックスでは22年9月の吉田正尚(.413)以来、日本人右打者では03年9月の谷佳知(.424)以来22年ぶりの快挙となる。
さらに安打数でも記録を狙える。球団最多は96年8月のイチローの48安打。こちらはプロ野球記録でもあり追いつくのは厳しいが、球団の右打者最多は84年4月のブーマーと前記の谷の39安打。今季既にマルチ安打を13度、猛打賞を4度マークしている太田なら届かない数字ではない。
今月の残り試合は29日、30日はロッテ戦。今季の対戦成績は7打数3安打で打率.429。29日先発の西野とは通算5打数無安打だが、30日先発予想の種市とは昨年10打数4安打と好相性だった。オリックスで月間40安打以上の打者はイチローら3人しかいない。覚醒した令和のヒットメーカーは、平成のレジェンドたちに肩を並べることはできるか。(記録課・八田 朝尊)