法大が今春初勝利 大阪桐蔭出身の1年生・境亮陽がV三塁打 打率5割6分3厘の活躍に大島監督「糸井嘉男みたい」

2025年4月27日(日)20時42分 スポーツ報知

8回2死二塁、適時三塁打を放った法大・境亮陽 (カメラ・頓所 美代子)

◆東京六大学野球春季リーグ戦第3週第2日▽法大7—5早大(27日・神宮)

 法大が早大に3点差を逆転勝ちし、今春リーグ戦初白星。1勝1敗のタイに持ち込んだ。8回、同点に追いつきなおも2死二塁、ルーキー・境亮陽外野手=大阪桐蔭=の左中間適時三塁打で勝ち越した。

 1年生の境が今季初勝利をたぐり寄せた。同点の8回2死二塁、外角直球を左中間へ運ぶ決勝三塁打。「自分の前に藤森さんが同点にしてくれたので、楽に打席に入れた。追い込まれた後になんとか食らいついて、何でもいいから当てようと、気持ちが出た打席かなと思います」。4打数3安打1打点の活躍。デビューから4試合で16打数9安打の打率5割6分3厘と絶好調だ。

 チームは前日の1回戦で、早大に0−11と大敗。「昨日は悔しい負け方をした。チーム全員がリベンジの気持ちを持っていた。それが結果につながった。スタンドにも応援してくれている方がいますし、上級生に声をかけてもらっているので、そこは背負いながらも思い切ってやっていきたい」と意気込んだ。

 近鉄やオリックスの内野手としてプレーした大島公一監督(57)は境の良さを「あんまり頑張ってるように見えないところ。宇宙人的なところがあるし、集中した時にグッと顔つきが変わる時がある。そこが特殊というか、重要な要素。いつも糸井嘉男みたいだと言っています」と名外野手になぞらえて評価。境も「ずっと頑張るというよりは、抜けるところを抜いて、やるときやってというメリハリをずっとやってきている。それも自分の良さかなと思っています」と自己分析した。

 開幕3連敗から、確かな光が差した1勝。指揮官は「選手たちの頑張りや執念がプレーに出た。選手内で(主将の)松下を中心にいろいろ考えてくれている。非常にまとまりが良かったし、一人一人集中力が高かった。この3試合の負けが生きた」とたたえた。

 1年生7人をベンチ入りさせ、フレッシュな陣容で勝負したことには「実力ある選手ばかりなので、あとは慣れと、心と体の体力が持つかなというところ。食らいついてもらいたいし、頼もしいです」と大島監督。まずは28日の第3ラウンド。怖いものなしの十代が、全力で勝ち点を奪いに行く。(加藤 弘士)

スポーツ報知

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