大谷は長打3本で完全復調へのきっかけつかんだ それでも「まだ良くできる余地ある」と指揮官
2025年4月28日(月)4時15分 スポーツニッポン
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)が27日(日本時間28日)、本拠でのパイレーツ戦の試合前に囲み取材に応じ、前日の試合で長打3本を放った大谷翔平投手(30)の打撃に関して言及した。
指揮官が評価したのは第1打席の右中間二塁打と、第3打席で放った右翼線三塁打。「昨日はボールにしっかりと食らいついていたと思います。特にチェンジアップを引っ張って三塁打にした場面が良かったですし、最初の打席で右中間に打ち返した打球も良かった。ボールに対してバットをしっかり残すことができていました」とタイミングを外されても突っ込まずに対応した下半身の粘りを大きな前進ととらえた。
その一方で「ただ、スイングのバランスについてはまださらに良くできる余地があると思っています。それでも昨日は確実に前進できた日でした」と、まだ完全復調とまではとらえていないことを強調した。
大谷がそれまで不調に陥っていた原因については「数日間チームを離れ、父親として夫として家庭に集中する時間もありましたから。リズムがずれていたのも当然だと思います」とし「ただ、昨日でいいきっかけがつかめたと思っています」と説明。「父親リスト」入りして真美子夫人の出産に付き添っていた事情に理解を示し、そのうえで、徐々に試合感覚やプレーヤーとしてのリズムを取り戻しつつあることを喜んだ。