ド軍指揮官 6回継投決断の判断説明「左投手を使う方がいい」継投裏目で2番手左腕バンダが満塁弾被弾
2025年4月29日(火)15時37分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース—マーリンズ(2025年4月28日 ロサンゼルス)
ドジャースは28日(日本時間29日)、本拠でのマーリンズ戦の5—1の6回1死満塁から2番手左腕アンソニー・バンダ投手(31)が同点の満塁弾を被弾。試合が振り出しに戻ったが、延長10回にトミー・エドマン内野手(29)がサヨナラ打を放ち、今季3度目のサヨナラ勝利で3連勝を飾り、ジャイアンツと並んで首位タイに浮上した。
ドジャースは5回にT・ヘルナンデスが3戦連発とする今季9号を放つなど5—0と優位に試合を進めた。しかし、5回にドジャースの先発メイが無死一、二塁から適時打を許し、1死一、二塁となった場面でロバーツ監督がベンチを出て継投策を決断した。しかし、2番手左腕バンダが四球を与えて満塁とすると、代打マイヤーズに満塁弾を許して試合が振り出しに戻った。
延長10回にマーリンズに勝ち越されたが、無死二塁からパヘスが四球、E・ヘルナンデスが犠打でつないで1死二、三塁とすると、エドマンが右前へ2点サヨナラ適時打を放った。
デーブ・ロバーツ監督は試合後に取材対応。5回1/3を5安打3失点だった先発メイの投球について「ベストな状態ではなかったと思いますが、要所でしっかり投げ、ダブルプレーも取ってくれました。降板したときのランナーが還ってしまったのは残念ですが、今の彼の状態はとても良いと思う。これから夏場にかけてさらに彼を押していくつもりですが、これまでの健康面の歴史も踏まえて、シーズンを通してうまく管理していくことが重要だと考えています。本当に素晴らしい仕事をしてくれています」と試合をつくった投球を称えた。
メイは投球内容に満足していないようだがと振られると「良い投手というのは基本的に満足しないものだと思いますし、誰も降板したがらないものです。それは良いこと。彼はもっと良くなろうとしているし、もっと長いイニングを投げたいと思っていますし、私もその機会を与えたいと思っています。ただ、あの場面では左投手を使う方がいいと判断しました」と2番手左腕バンダに継投した理由を説明した。
メイは試合後「1イニングで5点取られるなんて良いことではないけど、その後にチームが立て直してくれたのは大きかった」と振り返った。今夜の登板で一番フラストレーションがたまった部分は、と問われると「最後をきちんと締められなかったこと」と6回を投げきれなかったことを悔やんでいた。