大谷翔平がまたサイ・ヤング賞投手を攻略 本塁打を見舞った同賞受賞投手はこれで5人目

2025年5月1日(木)5時30分 ココカラネクスト

大谷はパパ初アーチに「(真美子夫人が)出産してからホームランを打ててなかったので、いい1本になったかなと思います」と語った(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が現地4月29日(日本時間30日)、マーリンズ戦で今季7号の初回先頭打者本塁打を放った。初球の内角低めへの95.5マイル(約154キロ)の高速シンカーを、完璧に捉えて右翼ポール際のブルペンへ運んだ。

【動画】強烈な弾丸ライナーで右翼席へ!大谷翔平が7号アーチ

 打った相手投手のサンディ・アルカンタラは2022年のナ・リーグのサイ・ヤング賞右腕だ。同年は14勝9敗、防御率2.28の成績で圧倒した。その後、右肘のトミー・ジョン手術を経て、今季が復帰イヤーだ。これで、大谷が本塁打を放ったサイ・ヤング賞投手は5人目となった。

 最初に仕留めたサイ・ヤング賞投手が、インディアンス(現ガーディアンズ)時代の2014、2017年と2度の同賞受賞を誇るコーリー・クルバーだった。大谷のメジャー1年目の2018年4月4日、本拠地エンゼルスタジアムの中堅深くへ2ランを放った。前日の初アーチに続く、大谷のメジャー第2号アーチだった。クルバーはこのシーズン、20勝7敗、防御率2.89の数字を残し、サイ・ヤング賞の投票では3位だった。全盛期とも言える剛腕を、大谷はいきなり攻略していた。

 続いて打ち砕いたサイ・ヤング腕が、3度(2011年タイガース、2019、2022年アストロズ)も受賞したジャスティン・バーランダー。初対戦では3三振を喫したが、2018年8月25日にリベンジに成功した。4点を追う4回、マイク・トラウトを一塁に置き、14号2ランを放った。翌年7月5日にも、バーランダーから中越えソロを放っている。

 2023年6月18日には、精密機械とうたわれたロイヤルズのザック・グリンキーから通算151号となる2ランを放った。通算225勝の右腕は、2009年にサイ・ヤング賞に輝いた。このシーズン限りで20年間の現役生活を終えた。

 ドジャース移籍後の2024年8月28日には、オリオールズのコービン・バーンズからシーズン42号となる先頭打者本塁打を放った。バーンズはブルワーズ時代の2021年に11勝5敗、防御率2.43でサイ・ヤング賞に輝いた。

 また、本塁打した時点ではサイ・ヤング賞受賞投手ではなかったが、2022年8月31日にはヤンキースのゲリット・コールから本塁打した。コールは翌2023年にサイ・ヤング賞を初受賞。受賞経験はなかったが、匹敵する実力を持つエースだったのは間違いない。

 今季はバーランダーがジャイアンツ、バーンズがダイヤモンドバックスと、対戦試合数の多い同じナ・リーグ西地区の球団へ移籍してきた。実力はもちろん折り紙付きだが、そんな好投手たち相手のアーチをどれだけ積み上げていけるのかも注目されそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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