中日・金丸夢斗投手、元DeNAヘッドがプロデビュー戦を大胆予想 DeNA打線は強力だが「初物の利点ある」
2025年4月30日(水)16時56分 J-CASTニュース
プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(66)が、2025年4月29日にユーチューブを更新し、中日・金丸夢斗投手(22)のプロ初登板の内容を独自予想した。
「金丸は投げる球の質が違う」
関西大学出身の金丸は、最速154キロ左腕として注目され、24年ドラフト会議で中日から1位指名され入団した。春季キャンプは、腰痛の影響もあり2軍で過ごした。
その後も2軍での調整が続き、ウエスタン・リーグで4試合に登板(2度先発)して1勝0敗、防御率1.29を記録。29日に初めて1軍に合流した。
スポーツ紙の報道によると、5月5日から本拠地バンテリンドームで行われるDeNA3連戦のいずれかの試合で、プロ初先発が予定されているという。
最速154キロのストレートに加え、多彩な変化球を持つ金丸。多くの野球解説者が投球を高く評価しており、高木氏もその中のひとりで、次のように評価した。
「金丸は投げる球の質が違う。やっぱりいい。本当に(球の縫い目に)指がかかっているようなボールを投げる。例えば同じ150キロでも、質のいい150キロ。打てないというか、弾かれるというか。そんな速球だと思う。そんな球を持っている」
「勝てると思ったら5回は行かせるだろう」
プロ初先発は強力打線を誇るDeNAが濃厚だ。DeNAは今シーズン、リーグ4位でチーム打率はリーグ5位の.224と元気がないが、決して侮れないと指摘した。
「DeNAは4月はあまり打てなかったが、そろそろ(調子が)上がってくると思う。だからよくDeNAにぶつけてくるなと思って。5月に入って、桑原(将志)と(タイラー)オースティンが戻ってくると(打線に)厚みが出るし、打順を組みやすくなる。そこに相対する金丸は大変かもしれない。ただ、初物だから利点はあるだろう」
そして、アシスタントが「だいたい何回までをベンチは考えているでしょうか?」と問いかけると、高木氏は「腰の状態があるだろうから、腰の張りとの相談かな」と切り出し、次のように持論を展開した。
「腰が悪くて出遅れているが、本来、スタミナのあるピッチャー。勝てると思ったら5回は行かせるだろう。100球投げても勝てると思ったら行かせると思うよ、井上(一樹)監督は。やっぱり初登板、初勝利というのは、やらせてあげたい。ルーキーが様子見で3回を投げて60球とか。ベテランじゃあるまいし。そんなの夢がない」
出遅れていたドラ1ルーキー左腕が、いよいよ本拠地でプロデビューを飾る。