「着実に自信をつけている」ド軍指揮官が佐々木朗希の成長ぶりに太鼓判 6度目のマウンドでみせた粘投に「メジャーで通用することを理解し始めている」
2025年4月29日(火)16時10分 ココカラネクスト

佐々木は着実にメジャーのマウンドに適応を進めている(C)Getty Images
今季よりドジャースの一員としてMLBルーキーシーズンをスタートさせた佐々木朗希は、これまで公式戦6試合に先発し、まだ白星を得られていない。だがマウンド毎に結果、内容とも向上の兆しがみられており、確実にメジャーリーガーとして“進化”を遂げてきていることも明らかだ。
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現地時間4月26日(日本時間27日)、本拠地でのパイレーツ戦では3失点を喫したものの、6回途中まで投げ踏ん張り、先発投手としての役割を果たした。チームは点の取り合いとなったこの日の試合、試合終盤で勝ち越し点を挙げ8-4で勝利。佐々木の粘投がドジャース4試合ぶりの勝利に繋がる結果となった。
3月19日、東京ドームでの初マウンドから実戦登板を重ねてきた佐々木。開幕から1か月が過ぎた現在での成長度合いは、パイレーツ戦の試合後、デーブ・ロバーツ監督が語ったコメントでも語られている。
米国スポーツ情報を発信する、『ESSENTIALLY SPORTS』が4月27日、佐々木の特集記事を配信。その中では、ロバーツ監督によるパイレーツ戦後の会見での言葉が紹介されている。
指揮官は佐々木の投球について、「彼自身、自分のボールがメジャーリーグの打者に通用することを理解し始めている。ストライクゾーン内で勝負できることに自信を持ち始めたと思う。今日は速球が良かったし、コーナーに逃げるようなピッチングも少なかった。着実に自信をつけている」と印象を語っている。
若き右腕に対するロバーツ監督からの賛辞を伝える同メディアも、「ロウキ・ササキはようやくリズムを取り戻しつつあるようにみえる」と主張。また、開幕から現在までを振り返っており、「ササキはフォームの不調と安定性の欠如に悩まされ、2025年シーズンの初めには調子を大きく落としていた。マイナー降格の噂まで飛び交っていたが、ピッツバーグとの試合でそれらの声を見事に打ち消した」などと綴っている。
ドジャース先発陣は今季も故障者に悩まされている中、佐々木の成長ぶりはチームにとっても頼もしい限り。そしてここから先、背番号11がシーズンを通して確かな実績を残していくことへの期待も、より大きなものになっていくはずだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]